YouTube、途中カット無しの完全版映画を400本以上提供

2010/08/30 07:14

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YouTubeの動画先日姉妹サイト「ライトニング・ストレージ」で【何かを変えて「ブーム」に乗る方法】の記事を書くために動画共有サイトYouTubeの設定を色々といじっていたところ、カテゴリの中に【映画】というものが加わっていることに気がついた。いくぶん古めの、そして英語の映画で冒頭に広告が挿入される場合はあるものの、省略無しのノーカット映画がオンデマンド、しかも基本は無料で閲覧できる。調べてみるとイギリスのメディア【Telegraph.co.uk】などで「YouTubeはオンデマンドの映画を追加した」などと報じられている。



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↑ 映画カテゴリ。タイトルは英語だが「あ、あの映画だな」と分かるようなものも
↑ 映画カテゴリ。タイトルは英語だが「あ、あの映画だな」と分かるようなものも

記事によると「400本以上の映画が完全に無料で視聴可能」「過去のヒットタイトルなどを収録する」「YouTubeの映画カテゴリは日々拡大していく」「映画はMGMやSony Picutres、Lionsgate、165本もの映画を作成しているBlinkboxサービスなどから提供されている」などとある。映画のジャンルは次の通り。

・SF
・アクションとアドベンチャー
・アニメと漫画
・インド映画
・コメディー
・スクリーニング ルーム
・スペイン語
・スポーツ
・ドキュメンタリーと伝記
・ドラマ
・ホラー
・ミステリーとサスペンス
・ロマンス
・古典
・家族向け
・犯罪

Wheels On Meals [Jackie Chan]記事の中でYouTubeのビデオパートナー部門のトップDonagh O’Malley氏は「今回の公開は、ありとあらゆる種類の動画、映画を提供していこうというYouTubeの活動の一つ。寝室で視聴するような動画形式のブログ、市民ジャーナリズムによる報道、そして今回のようなノーカットの映画・テレビ番組も提供していきたいと考えている。これはその第一歩である」とコメントしている。動画ならどのようなものでも取り込んでいきたいという意志の元に活動を続けているので、今回の映画公開もその一部に過ぎないという次第。

【YouTubeのアップロード制限が10分から15分に緩和】で紹介したようにYouTube上の動画の長さは一般的に15分までとなっているが、これらの映画は15分単位で分割されることはない。一度再生を始めれば、途中で操作を強要されて興ざめすることなく、ずっとモニタを眺めて映画を視聴できるわけだ。なお一部有料(1.99ドルなどで設定。「レンタル」と表示)のものもあるが、日本においてはアクセスが出来ないようになっている。

映画のラインアップを観ると、「Bollywood」と呼ばれるインド映画が大量に掲載されているのがまず目に留まる。次いでジャッキー・チェンやブルース・リーのようなアクション映画、ホラーやアクション・アドベンチャー系の映画が次々に追加されているように見える。


↑ アクション・アドベンチャー。ジャッキー大活躍。
↑ アクション・アドベンチャー。ジャッキー大活躍。


↑ インド映画。……何だろう、この奇妙な高揚感は。
↑ インド映画。……何だろう、この奇妙な高揚感は。

当然といえば当然なのだが、これらの映画・サービスは海外提供のものなので、字幕スーパーや日本語による吹き替えは無い。その点にさえ注意すれば、存分に古典作品の数々を楽しめるはず。特に「独特の文化観で創られた」として名高いインド映画の数々は、観ているだけで何となくうっとりとした時間を提供してくれるに違いない。



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