「自慢の商品」を”もっと”相手に実践してもらえる名刺

2010/08/23 07:13

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今回の名刺はNorburn Model Aircraft Supply自分の会社の事業・メインとして展開している商品をそのまま折り込んだ名刺として、以前【「自慢の商品」を相手に実践してもらえる名刺】を紹介した。これは名刺がそのままプラモデルになっていて、それを組み立てることでF1カーや軍用機、軍艦などのプラモデルが出来るというものだ。今回紹介する名刺もコンセプト的には似たようなものだが、ある意味”もっと”自社ご自慢の商品をアピールできる、素晴らしいセンスと、そして技術を併せ持った名刺と評せるものだ(【The ADS of the world】)。



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↑ バルサで出来た名刺。組み立てると小型グライダーの模型が完成する……のだが
↑ バルサで出来た名刺。組み立てると小型グライダーの模型が完成する……のだが


↑ これがちゃんと飛ばせるのだから驚き。

これはカナダにある、飛行機のラジコンを専門とした会社【Norburn Model Aircraft Supply】の名刺。40年以上の歴史を持つ老舗中の老舗だが、インパクトのある名刺を、ということで創られたのがこの作品。バルサ板を材料として用い、レーザーカッターを使って切り込みを入れ、名刺として使うように各種データをプリント(機体本体部分に社名、主翼部分に住所や電話番号)。

社名も、電話番号も使用時はそのまま名刺として使っても良いし、お客の目の前で名刺を組みたててバルサの小型グライダーを組みたてても良い。優れモノなのは、この「小型グライダー」が単に外観だけでなく、しっかりとした飛行模型に仕上がっている点。動画で確認できるように、かなりの距離を飛ばすことが可能(模型店などで100円前後で買える、スチロール製の模型飛行機のようなものだ)。一つを相手の目の前で作成して実践し、「会社にお戻りになられてから、どうぞお試しを」と未組立のをもう一枚渡すのもアリ。

そしてさらに「なるほど」と思わせるのは、「グライダーの模型として組み立てた後でも、名刺としての機能を維持し続ける」点。名刺そのものの必要事項はすべて機体に書かれているので、完成したグライダーを机の上にインテリア代わりに置いてもらっても、立派に名刺としての役割を果たす仕組みだ。

目の前で空を舞う「自作名刺」を見せられたら、驚き、そして同社の技術の高さを認識できるに違いない。相手に純粋な(そしてポジティブな)驚きを与え、深く記憶に刻んでもらい、そして付加価値をつけて手に取り保存してもらえるという点では、最高の名刺に違いない。



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