やる気アップな職場家具とは
2010/08/24 12:05
コクヨグループのコクヨファニチャーは2010年8月19日、「オフィスのモチベーションアップ」に関する調査のオフィス編を発表した。それによると調査母体において、モチベーションを左右するオフィス家具や備品のトップには「パソコン」が付いた。次いで「自分のデスク」「自分の椅子」と、自分自身のごく身近な環境の整備がモチベーションを高めることがうかがえる結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月6日から8日にかけて、20代の男女若手社員500人に対してインターネット経由で行ったもの。男女比は非公開となっている。
調査母体に対し、モチベーションを左右しうるオフィス家具や備品について、複数回答可で尋ねたたところ、もっと多くの人が同意を示したのは「パソコン」で7割強の人が回答した。次いで「自分のデスク」「自分の椅子」の順で、ここまでが過半数の回答を得ている。
↑ モチベーションを左右するオフィス家具や備品は?
冒頭でも記したが、やはり会社全体の備品より、自分自身の、しかも常日頃からよく使うものほど、モチベーションを左右しうると考えられていることが分かる。やはりあまりチープで使い勝手の悪い道具を使わされているのが、日ごろの業務の中で感じられると、やる気もそがれてしまうようだ(オフィスの中には社員一人ひとりのデスクが無いところもあるが、あれは「パソコン」「自分のデスク」「自分の椅子」すべてが存在しないことになる。これもまた方法論の一つだが、今調査結果を見る限りでは、モチベーションの面ではネガティブとなってしまう)。
またグラフは略するが、「パソコン」は男性、「ロッカー」「文具」は女性の回答率が極めて高く、男女でもモチベーションアップの対象が微妙に異なることが確認されている。
調査結果では「オフィス環境周りで、会社に導入して欲しい”システム”」についても尋ねているが、もっとも多くの人が賛同を示したのは「社員が個別に要望を伝えられるシステム」とある(40.2%)。会社の備品となると(経費削減や統一感を持たせるため)一括購入されて没個性化する傾向がある。しかし社員側としては、自分自身の好みや要望をリクエストしたいという想いが強い。この両者をいかに両立させていくかが、総務部など備品調達担当の腕の見せ所といえよう。
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