酷暑で冷房利用増えた 6割強
2010/08/18 12:10
マクロミルは2010年8月17日、今年の酷暑の影響に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、今年の夏の酷暑で去年と比べ、自宅で冷房を使う頻度が増えた人は2/3近くに登ったことが分かった。また、飲料購入やアイスを食べる機会も半数前後の人が「増えた」と回答しており、夏物関連商品の販売実績が増えたことを予兆させる結果となっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年8月10日から11日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1で、年齢階層比は20代・30代・40代・50歳以上でほぼ均等割り当て。
日照時間の少なさも合わせ、今年は当初冷夏の予想だったが、フタを開けてみれば昨今の状況からも分かるように猛暑が続いている。原因については海流の動向によるものなど諸説あるが、いずれにせよ作物の不作はあまり心配は要らないような状況になりつつある。もっとも人間自身にとっては、リリースの表現にもある「酷暑」レベルの暑さを感じさせるものとなり、【ガリガリ君がこの猛暑で炸裂売れまくり、品切れ状態続く】のようなニュースに代表されるように、、辛いほどの暑さを覚える日々が続いている。
それではこの「酷暑」な今年の夏で、去年の夏と比べてどのような日常生活上の変化が生じただろうか。いくつか(夏の)代表的な項目を挙げ、増えたか変わらないか減ったかの三択で聞いたところ、「家で冷房を使う頻度」はほぼ2/3が「増えた」と答える結果となった。それだけ使わざるを得ないほどの暑さが続いたわけだ。
↑ 酷暑による2010年夏の生活の変化
他にも「飲料購入」「アイスを食する」頻度は大いに増えているのが分かる。一方でこれらの商品を調達する場所としてすぐに頭にイメージしそうな「コンビニ」だが、頻度は「増えた」と「減った」でほぼ相殺状態。利用はしたいが暑いので外に出たくはないという心理を反映したものとなっている。残念ながら「酷暑でコンビニ来場客も急増」という結果は出てきそうにもない(アイスや飲料の販売額は増えそうだが)。
また、外気に触れる時間を極力減らしたいという思いから、「運動」「日常の買物の外出」は大きく減退しているのが確認できる。そして寝苦しさから「睡眠時間」も減っているのが分かる。今回の項目には無いが、「ネット通販の利用」があれば大きな増加をしたに違いない。
今年の「酷暑」は屋内外での熱中症発生数が多かったことでも印象深い。そしてこれからもしばらくは、残暑で暑い日々が続くことが予想される。体力を十分に維持し、水分を過不足なく摂取し、自分自身はもちろん周囲の人も含め、体調管理に注意してほしいものである。
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