キンドル>iPadな7つの理由
2010/08/17 12:00
多種多様なタブレット系デジタルマシンが登場する中で、先行ぶっちぎり状態なのがAppleのiPad。今や「タブレットマシン」=「iPad」的な風潮まで形成されているのが実情。さらにiPadは「電子書籍リーダー」としての立ち位置も確保し、世の中に浸透しつつある。一方先日ニューモデルが発表された(【日本語フォントに正式…対応米アマゾンで電子書籍リーダー・キンドルの新型登場。139ドルの廉価版も】)は、その価格とストイックな形状、高性能さで、これもまた多くの人に認識されている。アメリカの家電製品比較サイト【Retrevo】ではややあおるような形で「キンドルがiPadを打ち負かす7つの理由(特に電子書籍リーダーという観点において)」という記事を挙げている。実際にはどちらの勝ち負け云々ではなく、キンドルとiPadの概要的な比較となっているのだが、シンプルにまとめられ「なるほど」と思える部分も多いので、今回はこれを紹介することにしよう。
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「本を持っているような感覚」を実感させるにしては、iPadはあまりに大きく、重たく、そして明るすぎる。
2.より目に優しい
電子書籍リーダーは「スクリーンのような表示」ではなく「紙のような表示」であることが求められる。iPadはテレビのようで明るすぎる。キンドルの液晶画面は「目に優しい」ことで知られている。
3.明るい日差しの中でも容易に閲覧できる
太陽光のもとで使う機会があるか否かは別として、そのような場面ではiPadは反射で画面が見づらくなる。キンドルならその心配は無い。
4.喪失時のリスクが少ない
半ばパソコンと同じiPadは万一盗難にあった場合、価格の高さによる金銭的なダメージはもちろん、各種パスワードや機密情報の数々まで失う、第三者の目にさらされるリスクを持つ。キンドルならばそれらの心配はほとんど要らない。
5.バッテリーの持ちが良い
キンドルはワイヤレスモードを切っておけば1か月のバッテリー寿命を誇る。「長期間の旅行でもチャージ用の機器は不要」とは元記事の言。
6.無料でネットアクセス
iPadでもWi-Fiを使えば(環境次第で)ネットアクセスを無料にて利用できる。しかしキンドルの場合は3G回線版でも、事実上料金はアマゾン側が負担してくれるので、通信料の支払いは不要(キンドルはモノクロだけどブラウザ機能もある)。
7.本体価格が安い
元記事にいわく「iPadのスタンダード版1つ買う価格で、WiFi版キンドルを3台買って、さらにたくさんの書籍を購入するお金の余裕があるヨ」とのこと。一人で3台もキンドルは要らないけれども。
Retrevoでも以前行った調査結果を持ち出し「実際にはキンドルなどの電子書籍リーダーよりもiPadを望むユーザーが圧倒的に多い」とした上で「読書を十分に堪能したいのなら電子書籍リーダーが選択肢としては良いが、本は数冊読むくらいで色々な動画を楽しんだりゲームをしたり、他のソフトを動かすのをメインに考えているのなら、iPadなどタブレットマシンの方が良い」と説明している。
日本ではiPadはともかくキンドルについては、直販売はおろか、日本語によるコンテンツ販売も行われていない。しかしあの形状や価格、機能には惚れ込んだ人も多いに違いない。3Gの実質無料分をどうするのかなど課題も多いが、日本国内でのハード・ソフト双方の早期展開を望みたいところだ。
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