たばこはコンビニで 8割強

2010/08/20 12:00

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たばこマイボイスコムは2010年7月23日、たばこに関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち現在喫煙中の人においては、8割強の人が普段たばこをコンビニで購入していることが分かった。自販機、スーパーやディスカウントストアが続き、たばこ専門店での購入者は2割足らずでしかない(【発表リリース】)。



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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3636人。男女比は47対53、年齢階層比は20代12%・30代33%・40代32%・50歳以上23%。

調査母体のうち現在たばこを吸っている人は21.4%。その人たちに、普段たばこをどこで購入するか聞いたところ、もっとも多くの人が利用しているのはコンビニエンスストアだった。8割以上の人が「コンビニでたばこを良く買う」と答えている。

↑ 普段どこでたばこを買うか(複数回答可、喫煙者限定)
↑ 普段どこでたばこを買うか(複数回答可、喫煙者限定)

たばこ専門店これには例の「タスポ」導入で、自動販売機でのたばこ購入に手間がかかるようになり、多くの人が対面で直接購入できる店舗へと流れた経緯によるもの。【コンビニでたばこの売り上げが急増している件について】【「自販機以外で買うから要らない」先行導入地域の4割がタスポを持たない理由】などで詳しい事情を解説しているが、コンビニ業界における「タスポ特需」を生み出す起因にもなったほど。

ただし「タスポ」による自販機離れは、自販機そのもののセールス以上に、それに多くを依存していたたばこ専門店の閉店を加速させる結果にもつながっている。たばこ専門店で購入する人は17.0%に留まっているが、これは「たばこ専門店で購入しない」ではなく「近所に専門店が無い」の方が近いと考えてよい。



今調査では過去も合わせて2年毎・都合3回「たばこに関する調査」を行っているが、2006年・2008年・2010年と年を経るごとに「現在喫煙者」の割合が減り、「過去に吸っていたが現在は吸っていない」人が増える傾向を見せている。先の【女性は微増 喫煙率23.9%】と合わせて考えると、喫煙率は本当に減っていることが改めて認識できるし、それに伴い「パイ」も小さくなるために、たばこを購入する・できる場所も集約されていくのかな、という感もする。今秋の値上げが喫煙者やたばこ市場・周辺市場にどのような影響を及ぼすのか、気になるところだ。



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