【更新】朝食孤食 若年社会人は過半数

2010/08/15 06:35

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皆で朝食クロス・マーケティングは2010年8月11日、学生・社会人の朝食事情に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち同居人がいて朝食を日頃からとっている人においては、4割強が「一人で朝食を食べている」ことが分かった。20歳代までの社会人に限定すれば、6割近くがいわゆる「孤食な朝食」をとっていることが確認できる([発表リリース])。



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今調査は2010年7月30日から8月2日の間、全国の社会人・学生の15-69歳男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2400人。男女比は非公開、年齢階層比は15-29歳・学生が476人、15-29歳・社会人が280人、30-40歳代が826人、50歳代が479人、60歳代が339人。

今調査母体では平日は86.2%・休日は86.3%の人が、頻度の違いはあれど朝食を食べている(ただし「必ず食べる」人の割合は平日の方が高い)。それではそれら朝食をとっている人たちは、どのような環境下で食しているのだろうか。一人暮らしは「一人で」が基本だが、同居人がいる人も忙しいなどの理由で「一人朝食」をしていることはあるのだろうか。

↑ 朝食を誰と食べているか(同居人がいる・朝食をとっている人・直近3か月の傾向)
↑ 朝食を誰と食べているか(同居人がいる・朝食をとっている人・直近3か月の傾向)

全体では1/4強が「全員と食べている」、3割が「一部と食べている」、そして残りの4割強が「(同居人はいるが)一人で食べている」と回答している。同居人がいても起床・出勤時間が異なるなど各種事情で、朝食を共に出来ない場合も色々と考えられる。元々朝食時は誰もが「時間が惜しい」状態なのだから、仕方ない場合も多い。その結果が今回のデータにも表れているといえる。

朝食特に「一人で」の回答率は若年層ほど高くなる(学生が例外的にやや低めなのは、保護者側の片づけ事情からだろう)。スケジュールがタイトで他の人と合わせにくいのか、それとも家族とのコミュニケーションが苦手なのかは判断できないが、少なくとも若年層ほど(同居人がいても)孤独な朝食を取っていることに違いは無い。

食事は食物を介して栄養分を摂取する他に、その場の雰囲気を楽しんだり同席する人とのコミュニケーションの場としての役割も果たしている。時間が無いなどの理由なら仕方ないが、何となく避けているのなら少しずつで良いので、同席しての朝食を試みることをお勧めしたい。一日の始まりが違ってくれば、その日一日の過ごし方も変化が生じるはずだ。


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