【更新】短縮URLのチェックと相手の行動パターン…”ツイッターの悪質な「呼びかけ」にご注意を”追加情報
2010/08/10 13:10
先の【ツイッターの悪質な「呼びかけ」にご注意を】で、ミニブログ【ツイッター(Twitter)】にて最近登場するようになったスパム行為について解説したが、二つほどお知らせした方が良い追加情報がそろったので、簡単にだがまとめてみることにする。一つは短縮URL絡みの確認方法情報、もう一つはスパム側の行動傾向について。
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●短縮URLの確認方法
先の記事では「怪しげなのは全部パス」と説明した。これが一番確実なのだが、「もしかして」という状況がありえるかもしれない。つまり「自分が確実に知っている、安心できる相手からのツィートではないが、リンク先が気になる」という場合。短縮URLが(ツイッターで良くつかわれる)【bit.ly】を使われている時に限られるのだが、指定されたURLに「+(半角文字のプラス)」をつけて確かめてみる。
↑ bit.lyでの短縮URL
↑ 短縮URLに半角+を足してアクセス
すると、直接指定先のページに飛ぶこと無く、実際にはどのようなページを指定しているのかがbit.lyの画面で確認ができる。
↑ 元のURLなど各種情報が表示される
あまり使う機会は無いだろうが、知っておいて損は無い(※今件はツイッター上からの情報提供を元にしています)。
●スパム側の行動傾向
今後ロジックを変えられる傾向があるので「今のところは」ということだが、先に「特定キーワード(KindleとかiPhoneといったデジタル系の新アイテム商品名に多い)をツィートした人に向けて」とした件について、さらに「これならひっかかりやすいよな」という状況が確認できた。先の例で挙げた当方宛てのスパムツイートだが、その直前に当方がツィートしていたのは次の一文だった。送られてきたスパムと共に表示してみる。
↓
↑ 当方が発した「相手のアンテナ」に引っかかったと思われるツィートと、そのリアクションと思われるスパム
お分かりいただけるだろうか。当方のツィートの中に「iPhone」という特定キーワードがあり、そのリアクションとしてのスパムにも「iPhone」がある。つまりスパム側は「KindleとかiPhoneといったデジタル系の新アイテム商品名」をターゲットとしているだけでなく、ツィートした相手の特定キーワードが含まれる例文を他から探し出して偽装するというわけだ。
当方が「iPhone」というキーワードをツィートした。多少なりとも興味を持っているはず。ならば間髪入れずに「iPhone」絡みのツィートを他から探してURLを差し替えて呼びかければ、反応する可能性も高いに違いない。創り手側はそんな思惑を持っているものと思われる。巧妙極まりないお話だ。
便利な道具であればあるほど、悪用された時の被害も容易に広がりうる。しかしそれは同時に、その対応策をもすぐに拡散出来ることを意味する。注意を怠らず、楽しいネットライフを楽しんでほしいものである。
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