【更新】コンビニでは緑茶>>コーヒー
2010/08/09 07:08
クロス・マーケティングは2010年8月2日、「平日のコンビニエンスストアでの商品選択に関する実態調査」を発表した。それによると調査母体においては、飲料系商品では全般的にコーヒーよりも緑茶に人気が集まっていることが分かった。特に女性にその傾向が強い。また男性の30・40代は緑茶・コーヒー共に過半数が「コンビニで買い求める」と答えており、常習的な購入商品であることがうかがえる([発表リリース])。
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今調査は2010年7月14日から16日にかけて、首都圏・近畿圏の15-59歳の男女に対しインターネット経由で行われたもので、有効回答数は2000人。男女比は1対1、年齢階層比は20代・30代・40代・50代(すべて勤め人)が各400人、高校生と大学生/専門学校生が各200人。
多くのコンビニでは大きな側面壁の面積を確保してショーケースが用意され、ずらりと各種飲料水が並べられている。商品種類の多さを実感すると共に、「何か購入しなければ」という無言のオーラを受けている気分にもなる。それら飲料水の中でも特に種類が多く、実際に口にする頻度も高い「緑茶」「コーヒー」の2種類について、コンビニで購入するか否かを尋ねた結果が次のグラフ。
↑ 平日のコンビニでの購入商品(緑茶とコーヒー)
全般的には緑茶の方がニーズが高く、コーヒーはわずか男性若年-中堅層で緑茶と同等、あるいはやや上回っているという程度でしか無い。
また、緑茶とコーヒーに限れば、男性の30-40代は過半数がコンビニのお世話になっているという計算になる。ビジネスマンにとって清涼剤の補給地点としてコンビニは欠かせない存在なわけだ。
コーヒーと比べて緑茶の人気は押し並べて高いが、特に女性にその傾向が強い。やはりさっぱり系の飲み物の方が好まれるのだろうか。
やや蛇足だが補足しておくと、高校生から大学生にかけては、コーヒーも緑茶もコンビニ利用率が低い。これはこの世代がドリンクを飲まないからではなく、単に主力商品がコーヒーでも緑茶でも無いというだけの話。元資料にもあるように、この層では「紅茶」が好まれている。イメージ的にはむしろ、紅茶は中堅女性に似合いそうな気もするが、不思議と言えば不思議な話ではある。
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