軽自動車がもっとも浸透している県は? 世帯当たりの軽自動車保有台数上位・下位の都道府県ランキング

2010/08/07 12:00

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軽自動車先に【間もなく2世帯に1台・軽自動車の保有台数と世帯あたり普及台数】で、社団法人全国軽自動車協会連合会が2010年8月5日に発表した、2010年3月末時点の世帯当たり軽自動車(軽四輪車)の普及台数資料を元に、軽自動車の世帯単位の所有台数推移をグラフ化した。同法人が発表した資料には、都道府県別の保有台数も記載されており、地域毎の軽自動車の普及台数が把握できるようになっていた。そこで今回は、「都道府県別・世帯当たりの軽自動車普及台数の上位・下位ランキング」をグラフ化してみることにする。



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例えば東京都の場合、軽自動車の保有台数は68万6635台とそれなりに多めだが、世帯も629万6239世帯と多いため、世帯当たりの軽自動車保有(普及)台数は0.109台と極めて少ない値になる(普及台数であり、普及率では無い事に注意。一世帯が複数台保有している場合もある)。

まずは上位の都道府県を。トップは鳥取の0.976台。単純に割ると、一世帯につきほぼ1台の割合で軽自動車が存在している計算になる。

↑ 軽自動車世帯当たり台数上位10都道府県
↑ 軽自動車世帯当たり台数上位10都道府県

ざっと見で分かるのは、どちらかというと人口密集地域というよりは、都市近郊的な場の都道府県が多い。また、北部は新潟・福井くらいまでで、北海道・東北地域がまったくないことが分かる。

逆に下位10位の都道府県はこちら。上位10位はランキング圏内においては大きな差異は無かったものの、下位10位では圏内ですらかなり大きな違いが確認できる。

↑ 軽自動車世帯当たり台数下位10都道府県
↑ 軽自動車世帯当たり台数下位10都道府県

先に例として挙げた東京都が一番少なく、単純換算で10世帯に1台程度。また、一部地域を除けば、人口密集地帯では軽自動車の所有台数が少なめなのが見て取れる。



【東京都民「自動車要らない」「持つの止めた」理由は?】にもあるように、東京などの大都市圏においては、単に軽自動車の普及台数が少ないのではなく、自動車そのものの世帯別普及台数が少ないのに過ぎない(【自動車検査登録情報協会のデータ】を見ればそれが分かる)。一方で上位の都道府県では、軽自動車の経済性・機動力の高さが買われている感は強い。アメリカ同様に、気軽な「足」として使われている雰囲気である。

初期投資コストが下がり、インフラが整備されればという前提があるが、このような「軽自動車普及台数が多い都道府県」にこそ、電気自動車は普及しやすいと思われるのだが、どうだろうか。



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