カロリーメイト最強伝説
2010/08/02 06:46
マイボイスコムは2010年7月23日、バランス栄養食品に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、この1年に食べたことがある・もっともよく利用しているバランス栄養食品共に『カロリーメイト』であることが分かった。母体全体では3割強・バランス栄養食品利用者内に限れば64.6%もの人が利用経験ありと答えている。次点には『ソイジョイ』が位置していて、この2種類がほぼバランス栄養食品の人気を独占している形になっている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3916人。男女比は46対54で、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代32%・50歳以上22%。
コンビニやディスカウントストア、ドラッグストアなどに並ぶ、小さな箱やパッケージに収められた、小さなお菓子のような体裁をしている「バランス栄養食品」。仕様的に特定栄養素が多分に含まれているものもあるが、多くはごく少量で一食分に足りる栄養が確保できるというのを売り文句にしている。中には小さな体積で空腹感まで満たすものもあり、合理性という観点では優れた食品といえる。
それでは実際にどのようなバランス栄養食品が摂取されているのだろうか。調査母体に「この1年に利用したことがある」「この1年でもっとも利用している」バランス栄養食品をそれぞれ訪ねたところ、トップには「カロリーメイト」が、次点には「ソイジョイ」がついた。お店で見かける頻度、陳列されている量を思い返せば、納得できる結果ではある。
↑ この1年で利用したことがある・もっとも利用しているバランス栄養食品(上位10位のみ+α)
「利用したことがある」「もっとも利用している」で第3位-第5位の順位が前後しているが、「カロリーメイト」「ソイジョイ」が二覇王・「毎日果実」「バランスアップ/玄米プラン」「ウィダーinバー」で三列強という感が強い。それ以下は「言われてみればお店で見たことがある」「アマゾンでカロリーメイトなどを買った時に『この商品も買っています』などの関連商品部分で見た記憶がある」程度でしか無い。
バランス栄養食品は一食当たりの摂取量が少量で済むこともあり、大量に消費する機会はあまりない。また、個人の好みが強いため、一度自分にあったものを購入すると、その銘柄を買い続ける傾向が強い。知名度が高く長年発売されて、種類も多いこれら二強あるいは五強の銘柄に人気が集中するのも当然といえる。
なお調査母体の過半数、50.8%はこの1年でバランス栄養食品を利用していない。過去2回の同様の調査(2004年・2007年)では「この1年内で」という問い方ではないので純粋な比較はできないが、未利用者が増えている感はある。合理的ではあるが、体積的に割高感があるバランス栄養食品は、節約という観点では及第点をもらえていないのかもしれない。
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