YouTubeのアップロード制限が10分から15分に緩和
2010/08/01 06:46
動画共有サイトYouTubeは2010年7月29日、一般ユーザーがアップロードできる動画の長さを、現行の10分から15分に延長したと発表した。時間延長は利用者からの要望の中でも一番多いもので、今回はそれに応えた形となる(【発表リリース、英語】)。
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YouTubeではサービススタート直後はアップロードする動画の長さに制限は無かった。しかし長時間の動画には著作権を無視した作品が多数見受けられたことから、2006年には一律10分までの制限を設け、先日までその制限が続いていた(一部提携・管理側に認められたユーザーは別)。
今回制限が緩和されたのは、利用者からの要望が多かったことに加え、著作権上問題のある動画を自動的に検出するシステム「Contnen ID」(投稿された動画を自分の著作権で保護された動画のデータと比較して、問題があるか否かを自動的に判断するツール)をはじめとした各種対策が、映画スタジオや音楽の管理会社など世界の1000社以上に使われるようになり、保護環境が整ったことを挙げている。
また今回の規制緩和を記念し、2010年8月4日締め切りで「yt15minutes」というタグを付けた15分以内の動画投稿を募集する。優秀な作品はYouTube内の特設ページで紹介されるという名誉を受けることができる。
自主映画やイベントレポート、本日別記事で掲載した「アノテーション機能を用いた動画によるインタラクティブ・ムービー」など、10分の制限がキツいと感じる作品が増えてきたのも事実。最大のハードルだった著作権保護がスムーズに進んでいるのなら、今回の規制緩和は、すべての人に大いに歓迎されるものとなるだろう。
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