炭酸御三家 コーラにサイダー
2010/07/28 06:53
マイボイスコムは2010年7月23日、炭酸飲料に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体のうち炭酸飲料(アルコール系除く)を飲む人においては、過去一年間に飲んだ人がもっとも多い銘柄・もっとも多くの人から「一番よく飲んでいる」と回答された銘柄共に、コカ・コーラであることが分かった。次点、第三位にはそれぞれ双方の設問で「コカ・コーラゼロ」「三ツ矢サイダー」がついており、この3銘柄が「炭酸飲料御三家」と見て良さそうだ(【発表リリース】)。
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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3899人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代11%・30代32%・40代32%・50代以上23%。なお今調査母体で炭酸飲料水(アルコール系除く、以下同)を飲む人は88.1%という結果が出ている。
コンビニやスーパー、自動販売機に目を留めれば、ちまたに炭酸飲料がまん延しているのはご存知の通り。それでは炭酸飲料を飲んでいる人(全体の88.1%)において、過去一年間に飲んだことがあるのはどの銘柄だろうか。トップには52.6%でコカ・コーラがついている。つまり炭酸飲料を飲む人の過半数は、少なくとも過去一年に一度はコカ・コーラを飲んだことになる。
↑ 過去一年以内に飲んだことがある市販の炭酸飲料(複数回答、10%超のみ)
ネームバリュー、普及率、販売箇所の多さもあるが、「コカ・コーラ」の圧倒的な強さが目に留まる。それと共に「コカ・コーラゼロ」の意外な健闘ぶりが確認できる。「コカ・コーラ」には多種多様なバリエーションがあるが、その中でも「ゼロ」は多くの人に愛され、定着しつつあるということなのだろうか。
「三ツ矢サイダー」は「コカ・コーラ」シリーズと並び定番中の定番。小売店の炭酸飲料の販売コーナーで、これを見つけられない方が難しい・珍しいとすら言える。「C.C.レモン」も頑張ってはいるが、いわゆる「御三家」までにはもう少し勢いが足りない。
それでは「飲んだことがある」ではなく「もっとも良く飲む」銘柄に限定するとどうなるか。「過去一年間で飲んだことがある」なら普及率にモノを言わせる「コカ・コーラ」だが、習慣性の高い炭酸飲料はまた別かもしれない……
↑ もっとも良く飲む市販の炭酸飲料(上位10位のみ)
……との考えは少々浅はかだったようで、「もっともよく飲む」銘柄もトップは「コカ・コーラ」、次いで「コカ・コーラゼロ」「三ツ矢サイダー」と続いており、「飲む人が多い」「もっとも好いている人が多い」共に炭酸御三家が不動の地位を築いているのが確認できる。
気になるのは「コカ・コーラ」周りの話をすると必ずライバルとして登場する「ペプシ系」がほとんど見られないこと。かろうじて「ペプシネックス」が「飲んだことがある」で6位、「ペプシコーラ」が11位に入っている程度。「もっとも良く飲む」でも「ペプシネックス」が上位10位以内に唯一いるだけ。ネームバリューなどの点においては、「ペプシ」陣営は「コーラ」陣営にはまだまだ叶わない存在なのかもしれない。
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