人気の電子書籍端末 やはりパソコンか

2010/07/27 12:05

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パソコンで電子書籍マイボイスコムは2010年7月23日、電子書籍に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、電子書籍を読んだことがある端末としては「パソコン」がもっとも多く15.6%に達していた。次いで「スマートフォン以外の携帯電話」が13.4%となっている。一方、今後電子書籍を読む際に使いたい端末としては「パソコン」「ノートパソコン」「スマートフォン以外の携帯電話」の順ではあるが、「電子書籍専用端末」「スマートフォン」も15%近い支持を集めているのが確認できる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年7月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3890人。男女比は47対53で、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代32%・40代31%・50歳以上23%。

今調査母体においては、専用端末、パソコン、携帯電話を問わず、これまでに電子書籍を読んだ経験がある人は31.7%という結果が出ている。利用した端末は「パソコン」がもっとも多く15.6%、次いで「携帯電話(除くスマートフォン)」の13.4%、「ノートパソコン」の11.0%の順。「スマートフォン」「電子書籍専用端末」はごく少数でしかない。

↑ 電子書籍を読んだことがある端末・読みたい端末(複数回答)
↑ 電子書籍を読んだことがある端末・読みたい端末(複数回答)

一方、「今後読みたい端末」となると、順位が多少入れ替わる。トップが「パソコン」なのに違いは無いが、「ノートパソコン」が第二位につき、「携帯電話(除くスマートフォン)」は第三位に後退する。これは昨今の電子書籍購読環境がワイド化し、既存の携帯電話(を使った、例えばケータイ小説など)では狭苦しさを覚えるところがあるからだろう。

キンドルで電子書籍注目すべきは「これまでに使った端末」では「その他大勢」レベルだった「スマートフォン」「電子書籍専用端末」がそれぞれ15%近い得票を示していること。昨今の(海外における)電子書籍関連の動きはiPadやiPhone、キンドルなどスマートフォンやタブレット端末、専用端末などを中心としたものだが、それに影響された状況といえる。

また、「購読経験無し」66.8%に対し「読むのに特に使いたい端末無し」が45.3%であり、約20ポイントの差がついているのも要注目。単純計算はリスクを伴うが、今後全体に対して2割ほどは、電子書籍購読に挑戦したい人が出てくるかもしれない

もっとも、パソコンであろうとスマートフォンだろうと、そして電子書籍専用端末であろうと、読むための環境に違いはあるが、あくまでもそれらはツールでしか無い。価格や書籍の品ぞろえ、そしてニーズにどこまで答えられるか、もちろん中身そのものの質など、コンテンツ周りの拡充が果たされねばならないのは言うまでも無い。


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