iPhone利用が良く分かるポスター
2010/07/27 04:48
以前【「史上最大の逃走劇」逃げついた先に見たものは……】で紹介した、フランスの有料テレビ局【CANAL+】は奇抜で革新的で意欲にあふれたコマーシャルを創ることでも知られている。そのCANAL+が最近、スマートフォンのiPhoneで自社コンテンツを閲覧できるアプリの展開を始めた。それを喧伝するコマーシャルを先日【実にインタラクティブなCM】で紹介したが、今回もやはりそのiPhone向けアプリを宣伝するもの。ただしこちらは動画コマーシャルでは無く、静止画を用いたポスター。果たしてどのような手法で、「iPhoneでうちの色々な番組を閲覧できるヨ」というポイントを、多くの人に強く印象付けさせることができるのだろうか(Cloloribus.com)。
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↑ 「全てのスポーツ番組があなたのiPhoneに」
動画で表現できるのなら、先のコマーシャルのように「3軸センサー」を用いた傾きを見せて、iPhoneを強力にアピールするのが分かりやすい。しかしポスターは静止画のため、それは不可能。そこで用いられたのが、iPhoneの「タッチパネル式」な部分。
実際にはiPhoneの利用者が指を使ってアプリ内の様々な機能を操作しても、写真のように映像に対して介入できるわけではない。しかしあえてそのようなシーンを描写することで、ポスターを見ている人に「iPhoneでの操作」を強力にアピールすることができる。下の右側に小さく局名とiPhoneの姿が見えるが、仮にそれが無くとも「ああ、iPhoneで操作しているのネ」と多くの人が理解できるはず。
似たような描写方法で、CANAL+ではもう一つ、別のパターンのポスターを創っている。
↑ 「全ての映画があなたのiPhoneに」
特に作品名は描かれていないが、「映画」「客船」とあるから、恐らくは『タイタニック』あたりをイメージしているのだろう。こちらも指でツンと客船をつつき、エライ状態になっているのが分かる(先のコマーシャルとのコラボ?)。このポスターでも、もちろん本当に映画内へ介入できるはずはないのだが、指で直接タッチするシーンを描写することで、iPhoneの利用を強烈にアピールできる。
実際にCANAL+のiPhoneアプリがどれほど盛況なのかは伝わってきていない。しかし、これらのポスター、そして前に紹介したコマーシャルを観た人の多くは、深い興味関心を胸に抱いたに違いない。
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