3DTV 女性はライブを希望

2010/07/25 12:00

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3Dテレビネットエイジアは2010年7月23日、3Dコンテンツや3Dケータイに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、6割近い人が3Dテレビに興味を持っていることが分かった。その人たちが観たいコンテンツとしては「映画」が一番人気が高く、「スポーツ」「コンサート・ライブ」などが続いている。特に男性は「スポーツ」、女性は「コンサート・ライブ」に強い関心を抱いているようだ(【発表リリース】)。



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今調査は2010年6月23日から25日にかけて15-59歳の携帯電話ユーザーに、携帯電話のインターネット経由で行ったもので、有効回答数は1193人。男女比は572対621、年齢階層比は10代231人・20代227人・30代235人・40代271人・50代229人。

3Dの演出といえば以前【小学一年生(2010年8月号・とびだす小一! 3D大特集号)】で解説したように複数の手法がある。最近ではテレビで3Dの機能をつけたり、映画で3D化して見せる手法が流行りつつあるが、一方で【3D映画の専用メガネ、使ってみてどうでした? 45.9%もの人が……】などのように観た側の負担も指摘されている。ともあれ色々な意味で話題を集めていることに違いは無い。

そこでまずは3Dテレビに興味があるか否かについて尋ねたところ、過半数の人が「興味あり」と回答した。性別では女性よりも男性の方が強い関心を抱いているようだ。

↑ 3Dテレビに興味があるか
↑ 3Dテレビに興味があるか

男女の「ある」派の違いはほとんどが「非常にある」の差異で占められている。技術的な面が強い3D周りについては、やはり男性の方が強い好奇心を抱くのだろう。

それでは「興味がある」と回答した人は、具体的にどのようなコンテンツを視聴したいのか。複数回答で聞いたところ、もっとも多いのは「映画」だった。男女別にほとんど違いは無く、9割近い人が希望している。やはり3D化が先行して話題も集めている「映画」を自宅でも観たい人は多い次第である。

↑ 3Dテレビで観たいと思うコンテンツは(複数回答、3Dテレビに興味がある人限定)
↑ 3Dテレビで観たいと思うコンテンツは(複数回答、3Dテレビに興味がある人限定)

興味深いのは男女の差。男女別で大きな違いが生じているものを列挙すると、

・男性>>女性
 「スポーツ」
・女性>>男性
 「コンサート・ライブ」「音楽番組」「ドラマ」

という形になる。男性はプロスポーツ、女性は芸能界・タレント周りで3D化した映像を堪能したい傾向があるようだ。特に女性の「コンサート・ライブ」はニーズが大きく、女性単独では「スポーツ」を抜いて第二位に位置している。

仮に今後3Dテレビなどが普及していくにしても、視聴者が直接求めるのはハードではなく、そのハード上で展開されるソフト(コンテンツ)。視聴者はテレビ本体を観たいのではなく、そのテレビで流される番組を楽しみたいに他ならない。特に女性に対しては上にあるように、芸能系エンタメへの偏りが見受けられるので、この方面での注力が期待されていると考えた方が自然。番組提供側は視聴者のニーズに配慮しながら、今後3D化して展開するコンテンツを考えることも求められよう。



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