ドリンク剤 トップはリボD
2010/07/24 06:54
マイボイスコムは2010年6月24日、ドリンク剤・滋養強壮剤の利用に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ドリンク剤などを飲んでいる人は4割強に達していることが分かった。具体的銘柄では飲んでいる人の多さ、もっともよく飲まれている人の多さ共に大正製薬の「リポビタンD」が挙げられている(【発表リリース】)。
スポンサードリンク
今調査は2010年6月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3979人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代12%・30代33%・40代31%・50歳以上22%。
最近ではドラッグストアで多種多様な種類が単本、あるいは数本単位で陳列されるようになり、通常の飲料水とあまり変わらないような扱いを受けているドリンク剤・滋養強壮剤(以後「ドリンク剤」)。清涼飲料水や炭酸飲料水と比べ、名前通り「滋養の面での栄養補充」や「強い気分転換」など効用の強さを求める向きがある。
それらドリンク剤などを飲んでいるか否か、飲んでいる場合はその頻度について聞いたところ、ほとんど毎日飲んでいる人は1.8%となった。そして頻度は別にして、定期的に飲んでいる人は合わせて43.7%。4割強の人がドリンク剤を口にしている。
↑ 「ドリンク剤・滋養強壮剤」をどれくらいの頻度で飲んでいますか
週一以上で飲む人は9.8%と1割近く。月一以上なら28.0%。多いようで案外少ない雰囲気。
それでは具体的にはどのような銘柄のドリンク剤を飲んでいるのか。まずは主なドリンク剤を列挙し、飲んでいるものすべてを答えてもらったところ、もっとも多くの人が飲んでいる銘柄は『リポビタンD』だった。全体のうち23.3%の人が飲んでいると答えている。
↑ 次のような「ドリンク剤・滋養強壮剤」を飲んでいますか(全員に対する質問、複数回答可) (上位10位)
全体は白地、青地の四角囲みに歯車のような白抜き、そして赤で商品名が書かれている「リポビタンD」はドリンク剤の中ではあまりにも有名。ドリンク剤に区分されていないため今回はリストに入っていないが、似たような効用を期待されることの多い「オロナミンC」と共に、ドラッグストアや薬局では欠かせないアイテムとなっている。
第二位以降もメジャーどころのドリンク剤が並び、実際に飲んだことは無くとも「ああ、あれね」と頭にイメージできるものばかり。中には「もっと多くの人が飲んでいるのでは?」と感じるものもあるが(例えば「リゲイン」は3.5%でしかない)、知られているものと飲まれているものが必ずしも一致するとは限らないのだろう。
これは「飲んでいるか否か」を示したもので、飲んでいる人の多い少ないを示している。それでは「一人ひとりが、もっとも飲んでいる銘柄」はどれになるだろうか。こちらは当然「飲んでいる人限定」ということもあるが、「リポビタンD」の優位性がさらに際立つ結果となっている。実に(ドリンク剤を飲んでいる人の)三分の一以上が「一番飲んでいるのはリポビタンDである」と答えている。
↑ もっともよく飲んでいる「ドリンク剤・滋養強壮剤」(飲んでいる人限定)(上位10位)
一番か否かはともかく「リポビタンD」を飲んでいる人は全体の23.3%だから、「飲んでいる人限定」の場合は53.3%。それに対して「もっとも良く飲んでいる人」は37.2%なので、「リポビタンDを飲んでいる人の約7割は、ドリンク剤の中で一番リポビタンDを飲んでいる」計算になる。いかに同ドリンクが好まれているかが改めて分かる値といえよう。
スポンサードリンク