約1割? 育児とツイッターの関係

2010/07/20 12:05

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ツイッター「みんなの生命保険アドバイザー」を展開するパワープランニングは2010年7月16日、育児に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、育児に関して【ツイッター(Twitter)】上で発言(つぶやく、ツイートする)した経験がある人は8.9%だった。また育児関連の情報を収集するためにフォローをしたことがある人は10.4%に及んでおり、大体1割ほどが育児周りでツイッターを利用している(【発表リリース、PDF】)。



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今調査は2010年6月25日から30日にかけて携帯電話経由のインターネットリサーチ方式によって20-49歳の既婚男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は20代・30代・40代でほぼ均等割り当て。調査担当はORIMO。

ツイッターの利用率はさまざまな調査機関から結果が発表されている。現状では【ツイッターの現在利用率8.2%、若年層ほど高い割合】にもあるように、認知率はともかく利用率は1割前後が妥当な線。今件でも「育児に関して」利用経験があるかと聞いた結果、全体では8.9%が「あり」と答えている。

↑ 育児に関してツイート経験があるか
↑ 育児に関してツイート経験があるか

今件は設問そのものを留意する必要がある。「”育児に関して”ツイート経験があるか」であり、「”単純に”ツイート経験があるか」ではない。「分からない」の回答者の少なからずは「ツイート経験はあるが、育児周りでしたか否かは覚えていない」に該当することは容易に想定できる。それを考慮すると「ツイッターの利用経験率」自身は1割前後だと考えてよい。

ともあれ、育児についてのツイート率は約1割。男性よりも女性の方がかなり多め。案外主婦の間で育児情報交換ツールとしてツイッターが使われている感はある。

これが、特定の相手の発言を追いかけて流し読みが出来る「フォロー」となると、割合はさらに増える。

↑ 育児に関してフォロー経験があるか
↑ 育児に関してフォロー経験があるか

1割強が育児周りでツイッター上のフォローをしている計算。また、両者を見比べると、

・男性よりも女性の方が育児関係でツイッターを利用する比率は高い
・育児関連のツイッター利用では、自らツイートするより、フォローして情報を取得するだけの人もかなりいる

の2点が確認できる。

記録の保全性や検索性、コミュニティの見つけやすさを考えれば、同じソーシャルメディアでもツイッターよりもmixiやFacebookなどのSNSの方が利用はしやすい。ツイッターは瞬発力はあるが、継続性・長期保存性では(ツールを縦横無尽に使わないと)SNSに負けてしまう。今後はツイッターだけ、SNSだけでは無く、両者の長所をうまく活かした使い分けが行われていくに違いない。


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