育児の情報収集 Webを活用
2010/07/20 12:00
「みんなの生命保険アドバイザー」を展開するパワープランニングは2010年7月16日、育児に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、日常生活の情報収集の方法として、ウェブを積極的に有効活用している様子が明らかになった。特に料理(のレシピ)においてはその傾向が強く、「ウェブ」「ややウェブ」を合わせ三分の二近くがウェブによる情報収集を重視している(【発表リリース、PDF】)。
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今調査は2010年6月25日から30日にかけて携帯電話経由のインターネットリサーチ方式によって20-49歳の既婚男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は20代・30代・40代でほぼ均等割り当て。調査担当はORIMO。
日常生活で疑問、不安に思った事や何か知りたい事などが生じ、情報収集が必要な場面になった時、ウェブとリアル(口コミ、詳しい人への直接口頭や電話、手紙などでの相談)とどちらを多く活用しているかについて尋ねたところ、出産・育児ではほぼ半分、医療・健康や保険ではややウェブが多め、料理ではウェブが大きくリアルを引き離す結果となった。
↑ 日常生活の情報収集方法・どちらを多く活用しているか
元々携帯電話のインターネット経由による調査のため、ウェブに対してやや偏重となりがちな傾向はある。しかし【携帯電話でのインターネット利用率】などを見る限り、今回の調査母体における携帯電話の利用率は8割-8割強に達しており、偏向性は最小限に留まると考えてよい。
今回挙げた4項目でいずれも「ウェブ」「ややウェブ」が「リアル」「ややリアル」を上回っているが、特に「料理」の面ではインターネット(調査母体を考慮すると、その多くが携帯電話経由だろう)がウェブ経由の情報収集に偏っている。これは【ケータイレシピサイト、一番メジャーは「味の素」・20代には「モバれぴ」が人気】で紹介したように多数のレシピサイトが存在することも大きな一因。また別機関の調査結果【レシピ調査に病院検索、お出かけスポットやチラシ情報確認……子育てをする主婦層も携帯をフル活用!?】でもほぼ同様の傾向が確認できており、とりわけ「料理」についてはウェブにおけるニーズが高いことが分かる。
元資料では「日常生活の情報収集において、ウェブの担っている役割の大きさが明らかになった」とあるが、特に「いつでも手軽に利用できる」携帯電話の役割の重要性は忘れてはならない。今後「ウェブ、特に携帯を利用した情報収集は当たり前」の世代が歳を重ねるにつれ、今までより多くの人たちが情報収集にウェブを使うという結果が出るに違いない。
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