【更新】6割が不満 検索結果の確認
2010/07/21 12:05
マイクロソフトは2010年7月1日、検索エンジンの利用に関するアンケート調査結果を発表した。それによると調査母体においては、検索をする際にもっとも時間がかかるプロセスは「検索結果の中から選んだページをチェックし、自分の欲しい情報があるか否かを判断している時」だった。6割強の人がこのプロセスでもっとも時間をかけていると答えている([発表リリース])。
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今調査は2010年6月に日本国内の30-40代のインターネットユーザーを対象にインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比、年齢階層比(10歳区切り)は均等割り当て。
検索エンジンを使って何かを探し、満足する情報を入手して「検索終了」と頭の中でチェッカーフラグを振るまでには、色々な手順を踏むことになる。その中で時間をもっともかけるのはどのタイミングかを尋ねた結果が次のグラフ。
↑ 検索をする際にもっとも時間がかかるのは
一番多いのは65.1%で「検索結果の中から選んだページを閲覧し、その中に必要な情報(自分が求めていた情報)があるかを判断している時」。検索エンジンは入力されたキーワードを多く含む、重要視している、そのキーワードに対して権威あるページを列挙するのであり、そのキーワードを入力した人の要望を100%叶えてくれるとは限らない。もちろんキーワードを工夫する(【検索サイトを使いこなすワザ五か条】で紹介した「とは検索」なども一つの手立て)ことである程度自分の欲するものに近付けるが、万能というわけではない。
キーワードに秘められた
情報に対する「要望」。
その「要望」を満たすため
使う側も検索エンジン側も
もっと賢くなる必要がある
要は「自分が欲しい情報」をキーワードで検索エンジンに伝えて「該当するページ」を探してもらっても、思い通りの情報をつかむためもう一度自分自身で「検索」をしなければならない。これが一番時間のかかる部分であり、同時に面倒な点でもある。【「Wiiはどこに売っているの?」アクセス解析で見る、検索サイトの使われ方と臨機応変な対処法】でも触れているように「まるで他人に尋ねるように検索エンジンにキーワードを入力」したり、自分が探している情報を「キーワードでは無くニュアンスも含めて直接質問できる」Q&Aサイトに人気が集まるのも、この「もどかしさ」が大きな原因といえよう。逆にいえば検索エンジン側は、この「もどかしさ」を解決していくことが今後の課題かもしれない。
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