10代女性 情報発信は携帯で

2010/07/19 07:11

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情報発信gooリサーチは2010年7月16日、メディア利用状況に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、インターネットの利用目的として「情報検索や入手」がもっとも多いことが分かった。パソコン経由は「キャンペーンや懸賞への応募」が続くが、携帯電話やスマートフォンでは「暇つぶし」が第二位につくなど、端末の特性が見えてくる。また、「情報発信」に限ると、パソコンでは男性10-40代・女性10-20代、携帯電話では男性10代・女性10-20代が積極的に利用していることが確認できる。特に10代女性は唯一パソコンより携帯電話経由の情報発信比率が高く、携帯電話がフルに活用されているようすがうかがえる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年6月2日から4日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1561人。男女比は52.5対47.5、年齢階層比は10代16.1%・20代18.1%・30代21.4%・40代16.1%・50代15.8%・60代以上12.4%。(パソコンの)インターネット経由の調査であるため、世間全体と比べるとネット周りの回答にややプラスの結果が出ている可能性を考慮する必要がある。また、調査母体においては「パソコン経由でインターネットを利用できる人は100.0%」「携帯電話からインターネットを利用できる人は62.7%」「スマートフォンからインターネットを利用できる人は6.9%」となっている。

パソコン(PC)・携帯電話・スマートフォンそれぞれから、インターネットを経由してどのようなことに使うかを、複数回答で尋ねたところ、全端末でもっとも多いのは「情報検索・情報入手」だった。PC経由では実に96.9%、携帯・スマートフォンでも6割を超えている。

↑ インターネットの利用目的
↑ インターネットの利用目的

端末毎の違いが出ているのは2位以降。

・パソコン……
 「キャンペーン・懸賞・アンケートへの参加」「商品・サービスの購入」「連絡・情報好感」

・携帯電話、スマートフォン……
 「暇つぶし」「連絡・情報交換」「コミュニティ参加」

パソコンが「一度にたくさんの情報を表示、比較することが可能」であることから、それらの便益を最大限に活かせる「懸賞応募」「商品の購入」で活用されているのに対し、携帯電話やスマートフォンでは機動力を活かす形で「暇つぶし」「連絡・情報交換」が上位に来ている。また後者では「コミュニティ参加」も上位にあり、「絶え間なくコミュニティと連絡を取りたい」という利用者のニーズに応える形となっているのが特徴。

若者で活発なネット経由の情報発信
元資料では「情報発信」の項目に限定し、性別・年齢階層別の結果も公開されている。興味深い内容なのでそのグラフを再構築したのが次の図。

↑ インターネットの利用目的(情報発信・性別及び年齢階層別)
↑ インターネットの利用目的(情報発信・性別及び年齢階層別)

パソコン経由は男性が40代まで、女性は20代までが積極的、携帯経由は男性が10代、女性は20代までが積極的な行動を起している。このあたりの図式は【男性10-30代は「テレビよりインターネット」・年齢差きわだつメディアへの接触時間】と非常に似通った傾向を示しているのが分かる。特に女性10代は、唯一「携帯電話>>パソコン」の値を見せ、携帯電話がいかに彼女らの情報発信ツールとして用いられているかが改めて確認できる。



今調査結果や【スマートフォン保有者は約1割、非保有者が一番欲しいのは「iPhone」】などにもあるように、スマートフォン所有者は現在ではまだ少数派。しかしスペックの高さや「携帯電話以上にパソコンに近しい長所」への魅力から、今後ますます普及率を高めていくことは間違いない。それにつれて今後は今まで以上に、機動力の高いインターネットの利用が行われるようになるだろう。



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