映画並の画質にYouTube対応
2010/07/17 07:01
先日掲載した【とろとろスライム】内の動画とろとろスライム(Simmering Slime Drink) 周りを色々調整していたところ、動画共有サイトYouTubeが先日、さらに高解像度なモードに対応していることを公式サイトで知ることができた(【What's bigger than 1080p? 4K video comes to YouTube】)。YouTubeのいわゆる超高解像度モードは今後さらに注目を集めることは必至といえるので、ここに改めて紹介しておくことにする。
スポンサードリンク
↑ 貼り付けられるのは今のところ1080pモードまでだが、今動画自身はその上の「4K」イコール「Original」に対応している。
↑ 進行バー右側にある動画品質選択のメニューで「Original」を選ぶ。画像右下のロゴが「YouTube HD」になるのが確認できる
これまでYouTubeでは最高の解像度は1080p(解像度1920×1080ピクセル、フルHD)だった。しかし上記ページにあるように、2010年の7月9日に、4Kと呼ばれる解像度4096×2304ピクセルの動画をサポートすることを発表すると共に、サンプルの動画をいくつかアップロードしている。
公式発表によると、このモード「4K」に理想的な表示画面は25フィート(7.62メートル)。現行のフルHDの4倍以上のサイズとなる。このタイプの動画を撮影するには現状では高価なビデオカメラが必要になるし、表示するためのプロジェクターは小型冷蔵庫ほどの大きさが求められる。そして画像データをスムーズに受信するには極めて高速なブロードバンド環境が必要となる。
具体的にその動画を閲覧するには、進行バー右側にある動画品質選択メニューで、一番上の「Original」を選ぶだけ。動画の右下にあるロゴが「YouTube HD」に変化したら対応モードに切り替わった証拠。
実際に閲覧してみると(【サンプルとして投稿されている動画の一覧はこちら】)、昨今のパソコンではかなりオーバースペック的で、よほど良い環境で内とぎくしゃくした動き、あるいは数秒単位のストップモーションで表示されてしまうのがオチ。ただ、うまく表示することができれば、その動きとビジュアルの美しさに、ハイビジョンのテレビの映像をそのまま観ているかのような気分になれる。
一部報道では今年の秋に発売予定の「Google TV」での視聴を前提としているとの話もある。しかし一方でこの画質での投稿にYouTubeが対応したということは、とりもなおさず撮影環境さえ整えることができれば「誰でもこの画質で動画を投稿し、世界に向けて発することができる」ことを意味する。色々な意味で動画の世界がさらに変化をとげる可能性は否定できず、心ときめかずにはいられない。
スポンサードリンク