【更新】携帯電池切れは不安 7割超

2010/07/18 19:30

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不安アイシェアは2010年7月13日、携帯電話の充電に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち携帯電話を所持している人においては、携帯電話の充電が切れると不安になる人は7割を超えていることが分かった。属性別では多少ながらも、男性より女性、壮齢層より若年層が、不安度が高くなる傾向も見受けられる([発表リリース])。



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今調査はアイシェアが2010年6月23日から6月28日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は462人。男女比は56.3対43.7で、年齢階層比は20代32.9%・30代33.5%・40代33.5%。また調査母体のうち携帯電話を所持している人は92.2%に及んでいる。

その92.2%に向けて「携帯電話の充電が切れると不安になるか否か」について聞いたところ、全体では20.4%が「とても不安」、52.3%が「少し不安」と回答し、合わせて72.7%が不安を覚えるという結果になった。不安にならない人は27.2%でしかない。

↑ 携帯電話の充電が切れると不安になりますか(携帯電話所持者限定)
↑ 携帯電話の充電が切れると不安になりますか(携帯電話所持者限定)

孤独携帯電話の充電が切れるということは、充電装置がその場で確保できなければ、携帯電話が利用できなくなることを意味する。メールや通話の着信があっても対応できない、むしろそれらがあったこと自体が分からなくなるし、自分からの情報発信・意思疎通もかなわなくなる。さらにおサイフケータイやGPS機能なども使えなくなる。単純に「携帯する電話が使えなくなる」のではなく、「会社や知人とのメールの相互連絡」「お店での買物」「道案内」「連絡先や各種覚え書き」などが全部使えなくなるなり、情報的に「陸の孤島」に追いやられた感すら覚えるかもしれない。

属性別に見るとわずかではあるが、携帯電話への傾注度が高い層ほど「とても不安」の割合が大きい傾向が確認できる。

↑ 携帯電話の充電が切れると不安になりますか(携帯電話所持者限定)(男女・年齢階層別)
↑ 携帯電話の充電が切れると不安になりますか(携帯電話所持者限定)(男女・年齢階層別)

赤い領域を見ると、男性より女性、壮齢者より若年層の方がより強い不安を覚えることが分かる。これは携帯電話を持ち歩かないことによる不安が、男性より女性、高齢層より若年層の方が強い(【携帯電話「持ってないとチョー不安」が4割、まったく不安でないのはわずか2.8%】)のとまったく同じ傾向であるのが分かる。持ち忘れても、紛失しても、電池切れになっても、自分の手元に今使える携帯電話が無い状況は「大きな不安要素」であることに変わりは無い、というわけだ。



携帯電話関連の記事で何度となく触れているが、機能が充実・高性能化するに連れ、消費電力も増加する一方の携帯電話において、「電池・充電問題」はある意味最大の課題ともいえる。この点さえクリアできれば、携帯電話は今よりもさらに飛躍的な進歩を果たせることになる(もちろんスマートフォンやタブレット型情報端末、ノートパソコンなどもしかり)。

7割以上の人が不安を感じる携帯電話の充電切れ。それを気にせずに自在に使い続けることができるようになる日は、いつやってくるのだろうか。技術の進歩と素晴らしい発想に期待したいところだ。



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