【更新】おかず品数は愛情 71.8%
2010/07/13 05:28
【フジッコ(2908)】は2010年7月7日、既婚男女を対象にした「夕食づくりとお惣菜の活用」に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、夕食のおかずの品数が作り手(主婦)の愛情や気づかいに関係すると思う夫は71.8%に達していることが分かった。妻側も6割を超える値が出ている。時間や食材などおかず作りの制約から、常に満足する品数を夕食に出せるとは限らないが、それでも夫婦共に「品数と愛情の関係」をかなり気にしているようである([発表リリース])。
スポンサードリンク
今調査は2010年5月28日から30日にかけてインターネット経由で、東京都在住の既婚女性・既婚男性を対象としたもので、有効回答数は既婚男性400人・既婚女性800人。年齢階層は男性が20-50代で10歳区切りで100人ずつ、女性は専業主婦と共働き主婦が1対1で、それぞれ20-50代で100人ずつ・計800人。
同調査別項目で、夕食のおかずの品数については理想が3.0-3.3品、現実には2.5品という結果が出ている。
↑ 夕食のおかず品数、理想と現実(再録)
↑ 夕食の理想のおかず品数・平均値(再録)
それではそのおかず品数は、作り手の愛情、気遣いが関係していると思う、あるいは思われているだろうか。作り手の妻、受け手の夫、それぞれに聞いた結果がこちら。
↑ 夕食において、おかずの品数は、愛情や気遣いが関係すると思いますか?
「思う」派の青色系統のエリアが多数を占めていることからも分かるように、想いの強さは別として「品数と愛情、気遣いは関係する」と考えている人が夫・妻双方とも多数派を占めているのが分かる。
実際に食材やレシピのレパートリー、時間と戦いながら料理を作り、(恐らくは)常に愛情をこめて料理を作っている主婦側にしてみれば、夫側の71.8%が「品数が少ないと愛情が足りないのかも」と回答していることに、「例え品数が少なくても、気持ちに変わりは無いのに」と残念がる向きもあるに違いない。しかし妻側も夫より少ないとはいえ、6割強が「でも品数が少ないと後ろめたい……かな?」と考えている面もあるようだ。
現実問題としては、品数がずらりと揃っていてもインスタント系のものばかりだったり、逆に1品しか無くとも非常に凝った、そして時間をかけた「お得意料理」な場合も想定でき、一概に「数が多い=愛情たっぷり」とは言い切れない。しかし一方で、夫婦ともに「バロメーターの一つになるかな」と考えているのも事実。作り手の主婦側としては、頭の痛いところではある。
■関連記事:
【夕食のおかずはいつも何種類? 2品が5割・理想は●品】
【20代3品、60代はプラス1品……!? 夕食の食卓にあがるおかず数の違い】
スポンサードリンク