【更新】夫婦間の意思疎通、ネットサービスでは「ケータイメール」がトップ

2010/07/09 19:30

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夫婦でケータイメールアメリカンホーム保険会社は2010年7月5日、結婚生活における夫婦間コミュニケーションに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、夫婦間の意思疎通のために携帯電話のメールを利用した経験がある人は97.6%に達していたことが分かった。一方パソコン(PC)経由のメールでは52.6%に留まっており、携帯電話のメールが夫婦間の仲を取り持つのに一役買っていることが分かる。一方、SNSなどのソーシャルメディアを活用している人は少数に過ぎなかった([発表リリース])。



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今調査は2010年6月15日から17日にかけて、30-49歳の、結婚してから5年以上経過した既婚男女に対し、携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は30代と40代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

相手や自分の事情などで、たとえ夫婦間のコミュニケーションでも直接、あるいは会話ではなく、インターネット関連サービスを用いた方がよい場合も多い。例えば電話などは相手が即時電話口に出て対応することが求められるが、電子メールならば相手は都合の良い時に目を通せるからだ。そこで主要なインターネットサービスを挙げ、それらを夫婦間のコミュニケーションで利用した経験のあるなしについて尋ねたところ、「携帯電話のメール」はほぼ全員の97.6%が「経験あり」と回答した。

↑ 次のインターネット関連サービスを夫婦間コミュニケーションで利用したことがあるか
↑ 次のインターネット関連サービスを夫婦間コミュニケーションで利用したことがあるか

のぞき見パソコンのメールが約半分の52.6%しかないが、これは夫婦双方がパソコンを持っているとは限らないという事情、そしてパソコンのメールの場合には第三者に見られるリスクがあることが要因と考えてしかるべき。携帯電話へのメールなら、よほどのことが無い限り本人以外は閲覧することは無い。

一方、第三位以降の「オンラインゲーム」や「ソーシャルゲーム」、そして「ブログ」「SNS」「ツイッター」などのソーシャルメディアは、メディアとしては流行りだが、情報が不特定多数に拡散される可能性が高い。メールが「相手の自宅のポストに投函」なら、ソーシャルメディアへの投稿はマンション入り口の掲示板への貼り紙に近い。たとえ「●×さんへ」と宛名を書いても、それは事実上不特定多数の人に見られることを前提とする(もちろん各サービスに対特定人物以外への情報漏れが無いという前提の「秘匿度の高い連絡方法」は用意されているが、それを使うなら初めから電子メールを使えば良いまでの話)。安全性を考えれば、電子メールに傾注するのも道理というもの。

利用頻度ではますます「携帯電話」>>「パソコン」
利用頻度で見ると、「よく利用している」の項目はパソコンのメールは6.8%しかないのに対し、携帯電話のメールは過半数を超えている。

↑ 次のインターネット関連サービスの夫婦間コミュニケーションでの利用頻度
↑ 次のインターネット関連サービスの夫婦間コミュニケーションでの利用頻度

経験のある無し以上に、携帯電話のメールが夫婦間コミュニケーションに役立っていることがよく分かるはずだ。

なお別調査機関の調査結果、【夫婦間、メールのやり取りその中身「いつ帰るの?」が一番多いネ】によれば、夫婦間のメールのやりとりの内容は「帰宅時間」に関することが一番、次いで「お買いものなど日常的なお願い」、そして「食事の必要の有無」と続く。要はこれまでほとんど電話の会話で行ってきたことが、メールにとって変わられている。これは上でも触れているように、電子メールなら相手の現状を気にせずに意思疎通ができるメリットが大いに活かされているといえる。

だが【ケータイ使った夫婦間の対話、通話でしてる? それともメール??】にもあるように、歳をとるにつれて少しずつ夫婦間の連絡はメールより通話で行うようになる。やはり「相手の生の声が聞きたい」という要望が大きくなってくるのだろう。



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