【更新】平日夫婦で会話してる? 食事時は95.9%、自宅の寝室だと…?
2010/07/07 12:05
アメリカンホーム保険会社は2010年7月5日、結婚生活における夫婦間コミュニケーションに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、平日、自宅の食卓やリビングなどで配偶者(パートナー)と会話がある人は95.9%に達していたが、自家用車に乗っている時や自宅の寝室においては7割前後でしかないことが分かった。また、具体的な会話時間は食卓などでは長めの傾向にあるが、寝室や電話では短めで、例えば子供部屋では平均5分程度でしか無いとの結果が出ている([発表リリース])。
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今調査は2010年6月15日から17日にかけて、30-49歳の、結婚してから5年以上経過した既婚男女に対し、携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は30代と40代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。
それによると平日において、自宅の食卓やリビング、キッチンで夫婦間に会話があると答えた人は95.9%に達し、ほぼすべての夫婦間で食事の際には会話が交わされているとの結果が出た。
↑ 平日、次のシーンで夫婦に会話があるか
これが「自家用車に乗っている時」「自宅寝室で」「電話で」となると割合が減少し、いずれも大体7割前後となる。「子供部屋で」「一緒に入浴し、浴室で」となると四分の一にまで減少する。ただし最後の二項目は子供が居ない、一緒に入浴しないなど「シーンそのものが無い」場合もあり、低回答率になるのは仕方がないかもしれない。
それでは具体的に各シーンでの時間はどのくらいの長さになるのか。例えば食事時の場合には食事スタイルが夫婦毎に異なる(【夫の帰りが遅い時、妻はいつまで夕食を待つ? 44.4%は……】、【専業主婦とパート主婦、家事時間の違いはどれくらい? 妻の家事時間】などのように、兼業主婦の場合、一緒に食事をとる機会や時間そのものが少なくなる)など、夫婦の間柄で大きく事情が異なる。そのため、あくまでも全部の事例をならした「平均的な」値として、という前提のもとで見る必要がある。
↑ 平日の夫婦の会話時間
食事時、自家用車に乗っている時は比較的時間は長め。これは一緒にいる時間が長いことがそのまま会話の機会につながるから。一方、自宅寝室の場合はしゃべり続けていると寝る時間が無くなるため、さっさと寝てしまうというのが実情と思われる(中には「平均2時間以上」という回答もあるが、これは寝室内のベッドに腰かけながらおしゃべりをするのだろうか)。
電話の場合は会話をする人自身は多いものの、時間は極めて少なめ。安否の確認や頼みごと(帰りの途中での買物のお願いなど)で、短時間で要件が済んでしまうのが容易に想像できる。むしろ「平日に」電話で1時間も2時間も放し続けるのは、よほど恵まれた職場環境で働いている、いわゆる「バカップル」といえる(笑)。
さて最後に、各時間区分の中央値を取得し、それに各区分の該当比率をかけ、平均値を算出したのが次のグラフ。「該当シーン無し」も合わせた、調査母体全員に対する平均値となっている。
↑ 平日の夫婦の会話時間(「ゼロ」も含めて算出した概算平均値、分)
「夫婦の対話時間が足りないな」「うちは他の夫婦と比べて多いのかな、少ないのかな」という疑問が生じた際に、参考値として役立つに違いない。もちろんこの値が「ベスト」というわけではなく、少ないと思ったらどんどん機会をつくり、話し合う方が良いのは言うまでも無い。
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