【更新】夫婦仲 もっとも聞きたい 一言は 男女共々 感謝の一言

2010/07/06 05:20

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夫婦アメリカンホーム保険会社は2010年7月5日、結婚生活における夫婦間コミュニケーションに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、配偶者(パートナー)にもっとも言われたい言葉は「いつもありがとう」であることが分かった。直接の愛情表現の言葉「愛してる」「好き」はさほど高い値を見せず、素直でさりげない感謝の意が、相手のハートを貫くようだ([発表リリース])。



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今調査は2010年6月15日から17日にかけて、携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は30代と40代で均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。

夫婦間で口にして欲しくない、すべきでない言葉については【妻に言われて夫が傷つくセリフトップテン、第一位は「うちにはお金がない」】【料理を食べた後の禁句、「味薄い」「何もしゃべらず」そして……】【結婚したら相手に言っちゃいけない5つの禁句】などで紹介しているが、それでは逆に「言われたい」「言って欲しい」言葉にはどんなものがあるだろうか。複数回答で尋ねたところ、トップには「いつもありがとう」がついた。

↑ 配偶者に言われたい言葉(複数回答)(上位15位のみ)
↑ 配偶者に言われたい言葉(複数回答)(上位15位のみ)

「いつもありがう」は常日頃から相手をしっかりと見ていて、そして感謝の気持ちを持っていることを表す言葉なだけに、とても大きな意味合いを持つものと考えられる。

冒頭でも触れたが、夫婦間の言葉で「なかなか言ってもらえない、でも是非とも言ってほしい一言」としてよく話題に登り、漫画や小説のネタにもなる直接の愛情表現としての言葉「愛してる」「好き」は比較的順位が低い。意外といえば意外だが、言われる方も小恥ずかしい面があるのかもしれない。

言い換えれば直接表現するよりは、間接的に「現在の状況が何より幸せでありがたく、そして相手のことを想っている」という気持ちを伝えることがもっとも胸を打つ、というところだろうか(上位の「結婚してよかった」「ずっとそばにいてね」あたりも類似の言葉といえる)。

これを男女別に見ると、発せられる状況の違いなどから、大きな差異が見られる。

↑ 配偶者に言われたい言葉(複数回答)(上位15位のみ)(男女・年齢階層別)
↑ 配偶者に言われたい言葉(複数回答)(上位15位のみ)(男女・年齢階層別)

料理を口にした時の言葉、若く見える云々あたりは、女性側が言われて欲しい割合が高いのは当然だが、相手に何かトラブルがあり、心配しての言葉「だいじょうぶ?」が女性の方が多いあたり、男性には「意地」の面が見え隠れしている感がある。しかし一方で「頼りになる」という言葉は男性の方がはるかに多く、心配されるのはイヤだが、頼られるのは気分が悪くないという、男性の複雑な気持ちが表れている。

夫婦気になるのは男女ともほとんどの上位項目(例外は「だいじょうぶ?」くらいなもの)で、年齢が上になるほど言われたい割合が低下していること。歳を経ると言葉は無くとも相手の気持ちが分かるのか、言葉に表す・表わされることに気恥ずかしさを覚えるのか、それともお互いへの気持ちが醒めてくるのか……残念ながら今件調査だけではそこまで推し量ることは難しい。むしろ個々の夫婦によって、この動きの意味合いも違ってくる、と考えた方がよいのかもしれない。



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