麻生元総理「ローゼン麻生」話の真相、本人から語られる
2010/06/30 06:48
麻生太郎元総理に関する様々なエピソードの中でも、漫画をはじめとするサブカルチャー絡みの話としてよく語られる『ローゼンメイデン』に関する話について、2010年6月22日に行われた【ニコニコ動画での独占インタビュー】についてその真相が語られたことが明らかになった。インタビューによれば羽田空港で「ローゼンメイデン」を読んでいたという目撃談そのものは事実ではあるが、常日頃から愛読しているわけではなく、たまたま偶然とのことである。
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↑ ニコニコ動画での独占インタビュー。
今件は2008年に羽田空港で麻生元総理が「ローゼンメイデン」を読んでいたという目撃談がネット界隈で話題となり、麻生氏を「ローゼン麻生」「ローゼン閣下」と呼ぶ人も現れ、2008年度版の「現代用語の基礎知識」にも「ローゼン麻生」という言葉が収録されたもの。
インタビュー中、司会者から「ローゼンメイデン」を読んでいた逸話について聞かれた部分を書き起こしたのがこちら。
麻生:「あります」
何でこの話を聞いたかというと、『ローゼンメイデン』っていう本がたまたま羽田の飛行場で売ってたんですよ。で、このローゼンメイデンというのを、「これが、『ローゼンメイデン』って言うのか』って思ってたまたま見てたら、そこに中学生の修学旅行がいて、パシャパシャパシャって(携帯電話で撮られて)。それがあっという間に流れて、「麻生は少女漫画を読む」って話になっちゃったんです。たまたまこれが、と。
だけど、最近みんなこう……どれもこれもやたら目玉が不必要にデカく描いてある漫画が多くて、『ゴルゴ13』みたく目の小さいのってのは本当に少ねぇな。ははははっ。ねぇ、どうしてこんなに大きく目玉が描いてあるんだろう。
司会:あれはたまたまだったんですか?
麻生:『ローゼンメイデン』はそう。ただ、「ローゼンメイデン閣下」(というフレーズ)がいつのまにか何となく(広まって)、とにかく、何だろうね(私に対する)ハンドルネームまで「閣下」みたいな形になってたりしてるでしょ?
【麻生太郎外相デジハリで講演、曰く「『勇午』読まずして外交を語るなかれ」】や【麻生外相の諮問機関、「アニメ大使」「マンガ大賞」の創設を提言。誇れる日本の「匠」を世界へ発信】などにもあるように、麻生氏は漫画好きであることでも知られており、今エピソード(『ローゼンメイデン』を愛読・熟読している)についても120%真実だったとしても何ら不思議では無かった。
しかしながら今回のインタビューで、それが「たまたま」であったことが分かる。ただ、「たまたま」だったとしても、普段から気に留め、それを手にして読んだことに違いは無く、造詣の深さと好奇心の旺盛さをあらためて理解できよう。
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