シンプルで色々使えそうな冷蔵庫のカレンダー
2010/07/05 06:58
誰の身にも毎日必ず平等に時間は経過することもあり、カレンダーは昔も今も変わらない、生活には欠かせない日用品の一つ。【世界初の自動カレンダー、でも重要なのは「今日の日付」ではなくて……】や【使っていくうちにものスゴイ切れ味だと分かる包丁のカレンダー】で紹介したもののように、奇抜で素敵なアイディアが盛り込まれる事もよくある話。今回のカレンダーもその類の一つで、奇抜さではやや遅れを取るかもしれないが、「なるほど」「これはいいネ」ように素直な納得感・感想を覚える点では上をいくであろう、ちょっと素敵な一品である(【Oddee.com】)。
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↑ 日付や様々なイベントを表した丸型のマグネット。これを冷蔵庫に貼りつけるだけ
これはキエフの国際広告大会(2008年)に銅賞を受賞した作品。一か月分の日付や「期限日(デッドライン)」「お酒を飲んでも良い日」「休肝日(お酒を飲まずに肝臓を休ませる日)」など、主に冷蔵庫の中身と関係のありそなう表記がなされた丸型の磁石を用意し、それを並べて冷蔵庫の表面にカレンダーを作る。それぞれの自社は鉄製か何かで出来ており、それぞれを重ねて貼りつけることも可能。
例えば休肝日を設定する場合には、その日用の磁石の代わりに「休肝日」のそれを置けばOK。毎月構成日数や曜日はずれるが、そのたびに正しい配列にすることも簡単。また、自分だけのイベントも(冷蔵庫横に貼りつけてある多種多様な磁石のように)簡単に設定できる。
発想としては非常にシンプルでしかも実用的。容易に工作は可能の上、追加の素材もすぐに作れる。そして何より理論的に、永遠に使うことができる。文房具店でマグネットシートを調達して、プリンターで出力して切り貼りすれば自作もできるし、「丸型のでないとどうにも締まらない」のなら【カンバッチメーカー同好会】で紹介している「缶バッチメーカー」で自作し、底面にクリップではなくて磁石(それこそマグネットシートを切り分けたものでよい)を貼りつければ、ほぼ同じものを作れる。
カレンダーそのものを冷蔵庫に貼りつける話はよく耳にするが、一つひとつ構成要素を貼りつけてカレンダーを作るアイディアは聞いたことが無い。柔軟な発想のもとに生まれた、非常に優れた仕組みといえよう。
ちなみに元写真の日付を見ると、なぜか32日まで用意してある。一か月は31日までなのに……ということで調べてみたが原因は不明。元記事のコメントには「使っている人が『この月は一日足したいくらいだヨ』という気分の時に使うんじゃないの?」という説明も見られる。あるいは単に、ちょっとした遊び心によるものかもしれない。
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