ペットを飼ってる小中学生は4割強、飼わない理由は「家族に反対された」と……
2010/06/25 05:17
ネットマイルは2010年6月22日、小中学生を対象にしたペットに関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、ペットを飼っている人は42.3%に達していることが分かった。一方で飼っていない人43.5%にその理由を聞いたところ、「家族に反対された」「マンションの決まりなどで飼えない」とする意見がほぼ同数でトップについている([発表リリース、PDF])。
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今調査は子供向けネットコミュニティ「サークルリンク」会員に対してインターネット経由で2010年5月28日から5月31日かけて行われたもので、有効回答数は444人。男女比は47対397人。年齢階層比は小学6年生31.5%・小学5年生21.8%・中学1年生17.8%など。
現時点でペットを飼っているか否かについて尋ねたところ、42.3%の子供が「飼っている」と回答した。以前から飼っていない人は43.5%とほぼ同数、さらに「昔はいたが」今は飼っていない人が14.2%となっている。
↑ 家でペットを飼っているか
それでは飼っていない人(昔飼っていた人も含む)に、なぜ今現在飼っていないのかを複数回答で聞いたところ、もっとも多い回答は「家族に反対された」、次いでほぼ同数で「マンションの決まりなどで飼えない」がついている。
↑ ペットを飼っていない理由は?(複数回答)
今回答母体には「昔から一度も飼っていない」以外に「かつては飼っていたが今は飼っていない」も含まれる。多分に引っ越しや新しい兄弟が出来たことで、ペットを飼うことを断念せざるを得なくなった場合もあるのだろう。回答者が小中学生であることを考えると、仕方ない話であるとはいえ、胸が痛む。一方「理由は無い」とする意見も四分の一に達する。「動物は好きだけど飼うほどのものではない」「いざとなれば学校や友達の家で楽しめばいい」という子供も多いに違いない。
なお今調査ではペットを飼っている人に具体的なペットの種類を尋ねているが、トップには「犬」、ついで「金魚」、そして「猫」「ハムスター」「亀」「インコ」「熱帯魚」の順となっている。犬や猫は世話が大変だが、金魚や亀ならばそれほどでもない。本物の動物に触れる場所を身近に作り、情緒教育の観点で飼わせると共に、万一の時の「動物の生死」という現実を知ってもらうためにも、子供には何らかの形で(デジタルやおもちゃのでは無く)動物のペットを飼わせた方が良いと思われるのだが、どうだろうか。
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