一度はこんなエレベーターに乗ってみたい…フォルクスワーゲンのあのチーム再登場
2010/06/20 07:03
以前【自称「世界一底が深い」ゴミ箱】でフォルクスワーゲン・スウェーデンにおけるプロジェクト「The Fun Theory(楽しさが人を変えていく理論)」によるゴミ箱を紹介した。このプロジェクトチームが最近再び新しい「楽しさ」を世界に知らしめることとなった。今度のテーマは「追い越し車線(Fast Lane)」。「追い越し車線の登場に準備はできたかい?(Are you ready for the FAST LANE?)」をキャッチコピーとし、3つの場面で「追い越し車線、つまり通常より高速で走ることができるエリア」を創り出し、「ちょっとだけスピーディー」な体感と共に、その場にいる人たちを楽しませる演出を展開している。今回はそれらをまとめて紹介することにしようI Believ in Advertising)。
スポンサードリンク
↑ 「すべり台」。
1つ目はベルリンの地下鉄へと続く、階段と併設されているエスカレーター。ここに真っ赤なすべり台を設置し、入口床部分に「追い越し車線」のマーキング。言葉通り「ちょっとだけスピーディー」な場面を創出。はじめは何事かとじろじろ見ている人ばかりだったが、一人すべり二人すべるうちに、子供も大人も楽しそうに「日常生活の”追い越し車線”」を楽しむように。「万が一」すべっている途中ですべり台からこぼれ落ちてもケガの無いように、台のすぐ横の階段部分にもクッションが敷いてある配慮も見逃せない。
↑ 「ロケットエレベーター」。
二つ目はエレベータを「スピーディーに」……とはいえ実際に加速化させるわけにはいかないので、雰囲気だけでもという話。カウントダウンの音声や警告ランプ、そして発射(稼働)時の噴射音をエレベーターが動き出す時に展開するというもの。乗っている人たちは、まるでロケットに搭乗したかのような気分を味わえる。子供も大人も大喜び。
↑ スケートボードと旗をつけたショッピングカートで「高速ショッピング」。
最後はショッピングカートを「スピーディーに」。ショッピングカートにスケートボードと旗を付け、ちょっとした高速化。カート置き場の床に「追い越し車線(Fast Lane)」のマーキングを貼り付け、その上に「高速仕様のカート」を設置。多くの人が「スピーディー」な買物を楽しんだという次第。
個人(不破)的に一番気に行ったのは二番目の「ロケットエレベーター」。何しろ利用面では何の変化も無い、言い換えれば不都合を感じる可能性が無い手法で、「スピーディーで楽しい日々」を実体験できるのだから。実際に予備知識がない状態でこのエレベーターに遭遇したら、きっと皆が皆、「ちょっとしたスピード感」と共に「笑顔」を得られるに違いない。
スポンサードリンク