ツイッターに登録しない理由、トップは「不要だから」
2010/06/19 07:57
iMiリサーチバンクは2010年6月16日、140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち「ツイッターを閲覧している」「ツイッターを知っている」がアカウント登録はしていない人において、登録をしない理由でもっとも多い回答は「自分には不要なサービスだから」だった。約半数がこの意向を示している。次いで「面白さ・楽しさが分からない」「自分のつぶやきを世界に発信したいとは思わない」なとが続いている(【発表リリース】)。
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今調査は2010年6月4日から8日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200件。男女比は1対1、年齢階層比は10代・20代・30代・40代・50代・60歳以上で均等割り当て。
今調査では「ツイッターのアカウント保有・利用者は18.5%」「利用者の40.1%は2010年4月以降に開始している。2010年1月以降の区切りでは7割を超える」「フォローする人は友人・知人がもっとも多く、ツイッターやネット上で知り合った人、タレント・歌手・俳優などの芸能人が続く」などの結果が明らかにされている。それらの項目のうち、今回は他の調査機関の調査ではあまり見かけることの無い項目、すなわち「なぜツイッターのアカウントを持たないのか」についてチェックを入れてみることにする。
具体的には「アカウントは無いが閲覧している」「知っているが利用していない」人に限定した上で(知らない人はアカウントの持ちようがない)、複数回答でその理由を尋ねたというもの。結果としては「自分には不要なサービスだから」という選択肢がもっとも多くの同意を得られている。約半数はこの理由だ。
↑ なぜツイッターのアカウントを持たないのか(複数回答、アカウントは無いが閲覧している・知っているが利用していない人対象)
敬遠している人が男性より多い
気になるのは四番目の「サービスの内容が良く分からない」と五番目の「知らない人につぶやきを見られることが嫌だから」。後者は自分の発言にロックをかけることで、半ばクローズドなSNSと同じような利用スタイルが可能なことを考えると、前者同様に「ツイッターの仕様を十分には把握していない」ことが想定できる。そしてこの両項目において、男性よりも女性の方が同意率がかなり高い。別の視点で見れば、女性にも分かりやすく、ツイッターの仕組みや楽しみ方を解説する場面が増えれば、敬遠している彼女たちが登録する可能性は高くなるともいえる。
もっとも、仕組みが理解できたとしても、必要性が感じられなければそれまで。普及率を高めるには、「どのような使い道が出来、有益に使え、あるいは楽しむことができるか」について、優しい解説が必要となる。肩を張らずにさくっと目を通せる、漫画スタイルのビギナーズガイドがあると良いのかもしれない。
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