【更新】重さは100キログラム・世界最大の金貨が競売へ
2010/06/15 05:10
オーストリアの競売会社Dorotheumは2010年6月10日、直径53センチ・重さ100キロの100万カナダドル金貨を競売にかけることを発表した。世界最大の金貨としてギネスブックにも登録されているシロモノで、説明にいわく「大の大人二人でも持ち上げることができない重さ」とのこと([発表リリース]、【トリガー記事】)。
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↑ リリースで公開された話題の金貨
この金貨は以前【重さ100キロ、額面1億800万円の金貨をカナダが鋳造・公開】でも紹介した、カナダ鋳造のメイプルリーフ金貨。重量100キロ、純度99.999%、直径53センチ、厚みは3センチ以上。彫刻されているイメージは表がカナダの元首であるエリザベス女王、裏がカナダの象徴である3枚のカエデの葉(前回の記事ではそちらからの写真が掲載されている)。
額面価格は100万カナダドル(9000万円前後)、製造当時の金価格では純金として換算した場合2億7550万円だったが、現在では3億5000万円程度にまで跳ね上がっている。競売開始価格は、純金価格に基づいた材料原価。なお報道によれば今回競売に出された金貨はオーストリアの投資会社AvWが保有していたが、同社は今年の5月に破産手続きに入っている。今回の競売もそれに伴うもの。
それこそまるでマンホールのフタのようなイメージすらある巨大金貨。展示品として1枚製造されたあと、業者からの要望に応えて5枚製造・販売されたと記録にあるので、世界で6枚のみとなるわけだが、今回そのうちの1枚が競売に出されたことになる。金に対する注目が高まる現状において、どこまで価格が跳ね上がるのか、気になるところだ。
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