「恋人として付き合うなら…」非喫煙者を選ぶ女性は85.8%
2010/06/17 04:53
ファイザー製薬は2010年6月11日、喫煙に関する父親とその娘の意識調査結果を発表した。それによると調査母体の子供(娘)においては、恋人として付き合う男性が「タバコを吸わない人の方が望ましい」と考えている人は85.8%に達していることが分かった。父親が喫煙者の場合は多少寛容になるが、それでも「どちらでも良い」とする意見は2割にも満たない(【発表リリース】)。
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今調査は2010年5月8日から10日にかけて、喫煙習慣のある父親とその娘・喫煙習慣の無い父親とその娘、それぞれ300組・計1200人に対してインターネット経由で行われたもの。年齢階層比などは非公開。
先に別記事で取り上げたが、「父親にとって」その娘が付き合う男性にタバコを吸ってもかまわないか、吸ってほしくないかを聞いたところ、全体では7割強が「吸ってほしくない」と回答している。
↑ 将来、子ども(娘)が連れてくる恋人がタバコを吸っても構いませんか?(全父親対象)(再録)
それでは子供(娘)自身は、将来付き合う相手(男性)に対し、喫煙という点でどのような視点を持っているだろうか。元資料には詳細な定義付けがないので、漠然とした意味合いで「将来恋人として付き合うのなら、喫煙者・非喫煙者のどちらを選ぶか」と聞いたところでは、9割近くが「非喫煙者」と答えている。
↑ 将来、恋人として付き合うならどちらの人を選びますか?(娘対象)
「自分の父親が」喫煙者で、普段男性がタバコを吸うシーンを見慣れている子供でも、「恋人ならタバコを吸わない人の方が良い」と考えているのは8割近く。実際には多数の項目が判断材料となるし、場合によっては「タバコくらい我慢するッ」とばかり好きになる要素を持つ男性が現れる可能性もある。しかし、他の条件がすべて同じ場合、喫煙者男性は不利な立場にあることが分かる。特に「タバコを吸う人はカッコイイ」とばかりに、「タバコを吸う人」をあえて選ぶ人は1%にも満たないのが印象的だ。
また今回はグラフ作成を省略するが、これが「恋人として付き合う」ではなく「結婚相手として」の場合も、ほぼ同じ結果が出ている。むしろ結婚相手云々の方が、喫煙者に対する風当たりは強い。
あくまでも喫煙は一要素に過ぎないが、女性本人、そしてその父親双方にとって、考慮する対象であることにも違いない。選ばれる立場となる男性としては、色々頭を悩ませる話ではある。
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