室内でタバコを吸う時お父さん どの場所一番 利用しますか?

2010/06/12 19:30

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ホタルファイザー製薬は2010年6月11日、喫煙に関する父親とその娘の意識調査結果を発表した。それによると調査母体のうち、自宅で喫煙する喫煙者においては、主に喫煙する場所としてもっとも多くの人が挙げていたのは「ベランダや庭などの室外」であることが分かった。一方で「居間・リビング」のように家族共有の場所で吸う人も1割強ほど確認できる(【発表リリース】)。



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今調査は2010年5月8日から10日にかけて、喫煙習慣のある父親とその娘・喫煙習慣の無い父親とその娘、それぞれ300組・計1200人に対してインターネット経由で行われたもの。年齢階層比などは非公開。

今調査母体のうち、喫煙する父親300人において、自宅でもタバコを吸う人は249人に達した。その249人に「自宅でタバコを吸う場合、どの場所をもっとも多く使うか」を聞いたところ、最多利用場所は「ベランダや庭など室外」だった。40.2%の人が自宅では主にベランダ・庭などで喫煙している。

↑ 自宅で喫煙する際、主にどこで?(喫煙者中自宅で喫煙する人)
↑ 自宅で喫煙する際、主にどこで?(喫煙者中自宅で喫煙する人)

「ベランダや庭など室外」がもっとも多いのは、当然疑似的な分煙のため。室内で吸うと煙がこもり、【「家庭内でも禁煙」アメリカで急増・日本の試算では副流煙での死亡リスクは5%】などでも紹介している「副流煙」の影響が懸念されるからだと想像できる(いわゆる「ホタル族」予備軍が4割いると考えても良い)。

第二位の「台所」は換気扇によって煙を外に追い出す効果を狙うもの、「自室」は半ば喫煙室扱いにするためのものと考えて良い。もっとも後者の場合、密封した空間ではなく、ドアの開け閉めなどを行うことで、その効果はかなり薄れてしまうのは言うまでも無い。

気になるのは冒頭でも触れたように、家族共用の間である「居間・リビング」で良く吸う人が15.3%もいること。タバコを吸うたびに離席するのは面倒くさい、大した影響も無いだろうと考えている向きがあるが、あまりお勧めできるような状態ではない。

今件はあくまでも「最も多く使う場所」であり、「ベランダや庭」を選んだ人でも、居間、リビングで吸うこともありうる。喫煙者本人からすれば「できればどこででも吸いたい」という思いもあるのだろうが、喫煙は自分一人で完結するものでは無い事を十分留意した上で判断をしてほしいものだ。



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