降水確率何%で傘を持参します?
2010/06/11 07:02
マクロミルは2010年6月10日、梅雨に関する調査結果を発表した。それによると調査母体においては、天気予報で降水確率が50%以上だったら傘を持って出かける人がもっとも多く、27.0%を占めていることが分かった。「降水確率50%」で傘を持参する人の割合は6割強に達している(【発表リリース】)。
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今調査は梅雨が無い北海道を除く全国20歳以上の男女を対象にインターネット経由で2010年6月2日-3日にかけて行われたもので、有効回答数は500人。男女比は1対1で年齢階層比は20代・30代・40代・50代でほぼ均等割り当て。
梅雨の時期になると毎朝天気予報を色々なメディアでこまめにチェックし、傘の必要性を検討する機会が生じる。折りたたみ傘をあらかじめバッグに入れておけばそんな心配はいらないのだが、かさばることからそれを嫌う人も少なくない。そこで、天気予報で降水確率が何%以上だったら傘を持つ決断をするかについて尋ねたところ、「50%」という回答がもっとも多く27.0%に達していた。
↑ あなたは、天気予報で降水確率が何パーセント以上だったら、傘をもって出かけますか
もっとも多いのは「50%」。「降るか降らないか半々の確率」を基準点としている人が最多。次いでやや慎重に「40%」の時点で傘を持参する人が20.0%となっている。
傘持参率は66.0%
これを男女別に見ると、男性と女性では傘持参の基準が多少異なることが分かる。
↑ あなたは、天気予報で降水確率が何パーセント以上だったら、傘をもって出かけますか(男女別)
40%-50%のボリュームゾーンは女性の方が多く、さらに30%の時点でも女性の方が大幅に上回っていることもあり、女性の方が用心深いように見える。しかし「常に傘を持参する」人は男性が女性の3倍近くに達していることで、(「外出時に降っていなければ傘は持ち歩かない」をのぞいた)平均値では、わずかに女性が男性を上回っている、つまり「高い確率にならないと傘を持参しない」という結果。
これは男性と女性における、普段持ち歩くカバンの体積による折り畳み式傘の常備状態が大きなカギとなっているものと思われる。つまり「本来女性の方が雨に対する傘保有の用心度は高いのだが、折り畳み式傘がかさばるため、持ち歩きが出来ない女性が多い」という推測が成り立つ。仮に女性向けとして、既存商品の半分くらいのサイズの折り畳み傘が開発されたとしたら、きっと女性には受けるに違いない。
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