【更新】お昼寝で効果が出た人9割超 場所は自分のデスクが一番
2010/06/13 06:37
アイシェアは2010年6月2日、職場における昼寝に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体のうち、昼休みなどに昼寝をした経験のある就業者においては、昼寝の効果があると感じている人は9割を超えていることが分かった。特に男性・中堅層の実態感が強い。また昼寝場所としては「自分のデスク」を用いる人がもっとも多いという結果も出ている([発表リリース])。
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今調査はアイシェアが2010年5月13日から5月18日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員(携帯電話による個人認証を利用したもの)に対して行ったもので、有効回答数は527人。男女比は57.3対42.7で、年齢階層比は20代30.2%・30代34.5%・40代35.3%。
先に【お仕事中 昼休みの間の お昼寝を したことある人 6割を超えて】でも示したように、調査母体のうち就業者において、就業の休み時間を利用して、昼寝をしたことがある人は6割を超えている。
↑ 勤務時間中の昼休みなどに昼寝をしているか・していない人はしたいと思うか(就業者限定)(再録)
この6割超の人に、昼寝をしたことで何らかのプラス効用(眠気が取れる、頭がすっきりする、モチベーションが上がり仕事がはかどるなど)があるかいかについて尋ねたところ、凄く・少しを合わせた「効果がある」と自認している人は9割を超えていた。
↑ 勤務時間中の昼休みなどに行う昼寝は効果がありますか(昼寝経験ありの就業者限定)
効果の強弱は人それぞれで、大体「すごく」対「少し」が2対1程度の割合だが、いずれにせよ「効果がある」とする人がどの階層でも9割を超えているのが驚き。気力低下・睡魔に襲われている状態で無理やり仕事を手掛けるより、睡魔を撃退した上で仕事に立ち向かう方が良い結果が出る。少なくとも当事者はそのように体感している。
それではその「就業時の休み時間を使った昼寝」を体験者はどこでしているのだろうか。もっとも多い回答は「自分のデスク」だった。大体6割前後がデスクは昼寝の友達でもある、としている。
↑ どのようなところで勤務時間中の昼休みなどに昼寝をしたことがありますか?(昼寝経験ありの就業者限定、複数回答、上位5位のみ)
「自分のデスク上で昼寝する」人がこれだけ多いところを見ると、先に【ハードなお仕事の時、机上の友にしたい枕たち】で紹介した『昼寝枕・仕事中毒』も、あなどれない感がある。
次点は「職場の休憩室」だが、休憩室そのものが無い職場も多いのと、(恐らくは)他人の目を気にして休憩室に足を運ぶこと自身がはばかられることもあるせいか、利用率はグンと下がる。全体では17.9%しかない。ただ女性は色々と気になるようで、周囲の視線をあまり気にしなくても済むことから、男性よりも利用率は高い。この「周囲の目」は大きな要素らしく、同じ職場でも「職場の空き部屋」「車の中」は男性より相当低い値となっている。
年齢階層別では「職場の空き部屋」「車の中」「職場の休憩スペース」において、歳を経る程利用率が高まる傾向にある。他人の目を気にしない、ということだろうか。
「シエスタ」のように暑い時間帯だからといった理由だけでなく、昼食後の「満腹感」「暖かい」「長時間の作業で疲れが出始めている」といった午後のアンニュイひとときは、睡魔に襲われるもの。ちょっと昼寝をするだけで、状況は随分改善する。場所を確保しにくい(自分のデスクで寝る人は多いが、そこで昼寝が出来る人、快適な環境である人はそれほど多いとは思えない)難点はあるが、自分自身はもちろん周囲のためにも、まだの人は一度試してみてはいかがだろうか。
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