ツイッターのトリビアを書き起こしてみる
2010/05/30 12:05
140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】の実情を表すデータは、以前【ツイッターの「公式」データを書き起こしてみる】などでお伝えした通り。先日サーバー監視・データ収集会社【Website Monitoring】系経由でCheated By Lifeが、ツイッターに関するさまざまなデータを集約した図版を紹介していた。今回はこれまでに掲載されていなかったデータのうち、興味深いものをいくつか抽出して箇条書き、あるいはグラフの再構成をしてみることにする。
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・ユーザーの19%は少なくとも10人のフォロワーがいる。
・ユーザーの40%は少なくとも10人の人をフォロー(対象人物の発言を読み拾う)している。
・ユーザーの36%はフォローしている人以上のフォロワーがいる。
・ユーザーの97%はフォロワーが100人未満。
・ユーザーの81%はフォローしている人が100人未満。
・木曜と金曜がツイッター上ではもっとも発言が活性化する。それぞれの曜日は全体の16%ずつ。
・午後10-11時(※現地時間の意味か?)がもっとも活性化する時間帯。1日の発言量の4.8%がこの時間帯に集中する。
・ユーザーの20%が10回以上つぶやいている。
・ユーザーの41%がアカウントを取得してから1度もつぶやいていない。
・ツイッターでつぶやかれる発言のタイプ
↑ 「つぶやき」のタイプ
・スパムは2009年8月にピークを迎え、その時には「つぶやき」の11%がスパムに相当した。
・ツイッター上の利用言語比率
↑ 利用されている言語
・トラフィック量最大国はアメリカ合衆国。次いでインド、日本の順
↑ ツイッターのトラフィック量トップテン
・フォロワーのトップ50のうち27人、トップ100のうち48人が、2008年11月から2009年4月の間にアカウントを作成している。
・ツイッターのAPIを使って創られたアプリケーションは7万以上。ツイッター社自身の雇用者数は175人。
意外だったのは4割以上がアカウントを取得しても、閲覧するばかりで発言をしていないこと。有名人のつぶやきを追いかける、RSSリーダーのような使い方をしているのだろう。また、利用言語が英語・ポルトガル語・日本語・スペイン語の順になっているが、これは【英語が一番、では二番目は?…インターネットで使われている言語の普及率】でお伝えした「インターネット上の」主要言語の構成とほぼ一致する(ただし中国語はツイッターそのものを中国側でほぼブロックしているため、構成要素からは除外されている)。
なおツイッターはチャットツールと勘違いされている向きもあるが、基本は「ミニブログ」であることを再認識しておく必要がある。発言(つぶやき)の一つひとつがブログへの投稿であり、タイムラインはRSSリーダーで自分の選んだブログの更新記録を読んでいるのと理屈上は同じ。つぶやきは独り言には違いないが、それは自室の中で誰にも聞こえないような環境での独り言では無く、公衆の面前における「誰もが耳にし得る」独り言。
そしてさらに、各自が利用しているツイッターのクライアント(操作用のソフト)は日本語表記をし、自分の発言やタイムライン上のつぶやきの多くも日本語ではあるが、ツイッターはあくまでも海外のシステムの上で運営されていることに留意しておかねばならない。英語で何かを語った場合、それが例え戯言に過ぎなかったとしても、英語圏の人たちへのメッセージと受け取られるのは当然至極の話。くれぐれもご注意あれ。
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