学校給食のお魚料理、どんな事を望む? 母親心としては……

2010/05/29 19:30

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給食[マルハニチロホールディングス(1334)]は2010年5月27日、魚料理に関する意識調査結果を発表した。それによると調査母体においては、自分の子供の給食に出る魚料理についての要望としてもっとも多い意見は「旬の魚を出してほしい」だった。回答者の半数以上が要望している結果となっている。一方、「食べ方を教えてやってほしい」「栄養についての説明を」など、魚周りの知識を子供に習得させて欲しいという考え方も多数見受けられる(【発表リリース、PDF】)。



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今調査は2010年4月30日から5月12日にかけて携帯電話のインターネット経由で、16-34歳の女性で小学生の子供がおり、自分が主に食事を用意し、週に3日以上魚が食卓に上がると回答した人に対して行われたもので、有効回答数は1000人。調査母体選定の条件から、ある程度回答者本人が魚に対する興味関心があり、料理の腕前を持つことに留意しておく必要がある。

子供の給食に出る魚料理について、感じていることを複数回答で尋ねたところ、もっとも多くの同意が得られた意見は「旬の魚を出して欲しい」で51.7%に達していた。

↑ 給食に出る魚料理について感じていること(自分の子供が保育園や幼稚園、小学校で給食を食べている回答者ベース、複数回答)
↑ 給食に出る魚料理について感じていること(自分の子供が保育園や幼稚園、小学校で給食を食べている回答者ベース、複数回答)

魚に限らないが旬のものの方が鮮度が高く、美味しく、そして栄養価にも優れている。同じ魚料理を出すのなら、旬の魚の方が子供にとって色々な意味でプラスとなる。それを考えれば「旬の魚を出してほしい」という親の想いは当然至極の話といえる。この「親心」的な考えは同調査別項目の「食卓に魚を用意することについての意識」で、「子供の発育・発達を考えて」に肯定的な意見を持つ人が89.0%、「子供の健康を考えて」が92.9%に登ることからも明らか。

一方、冒頭でも触れたように「骨付きの魚を出して食べ方を教えて欲しい」「栄養についての説明をしてほしい」「種類や生態についての説明をしてほしい」など、魚周りの学習をさせてやって欲しいといった意見も少なくない。元々魚に浅からぬ造詣を持つ母親が調査母体なだけあって、子供にも同じように興味関心を抱いて欲しいという想いがあるものと思われる。

また、「食べやすいように手伝ってほしい」「安い魚を出して給食費を下げてほしい」「缶詰などの加工品を使ってほしい」など、一見合理的に見えるものの、よくよく考えると「子供のため」という観点では今一つ同意をしかねる選択肢は、いずれも低い回答率となっている。ある意味安心できる結果といえよう。



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