本当にスパイスが効いた広告会社の名刺たち
2010/05/27 06:32
センスやアクセントに優れ、受け手側の目を覚まさせてくれるようなインパクトを持つ対象や発想を「スパイスの効いた」「(山椒は)小粒でピリリと辛い」などと表現することがある。もちろんそれらの物事が本当にコショウをふりかけていたり、山椒成分が含まれているわけではないのだが、その比喩表現を逆手にとったら……というのが今回紹介する、それこそ本当の意味での「スパイスが効いた」名刺達である(【The ADS of the World】)。
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↑ カラフルな名刺一覧……というよりファミレスなどのテーブルで見かける小分けの調味料な感じ
↑ 中身も本当にスパイシー
これはワールドワイドに展開している広告代理店BBDOのイスラエルにおける拠点会社Gitam BBDOの名刺。同社が引っ越しをして名刺を変える必要が生じた際、「せっかくだから広告代理店らしい、相手に深い印象を与えるものを創ろう」との思惑で制作されたもの。
各名刺は部署ごとに異なるスパイスを入れるアルミ袋になっている。中に入っているスパイスは、例えば「甘-い言葉でたらしこむ(笑)法人営業」は砂糖、「ピリリと辛くシャープな計画を立案する戦略部門」はコショウ、「熱いパワーをクライアントや視聴者に提供するクリエイティブ部門」はチリペッパー、「我々に欠かせない存在たる組織を指揮・管理・評価する部門ことシニアマネージャー」は塩、という具合。
この名刺は数千ものお客様達に配られ、Gitam BBDOの各部門の「味」を再認識させることに成功した、と元の資料にはある。恐らくは単に手渡すだけでなく、上記のような説明を個々の社員が付け加えたのだろう(もちろん普通の、保存してもらえる名刺と一緒に)。話を盛り上げるネタとしては非常にセンスのよいもので、なるほどと感心させられる名刺ではある。
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