米ツイッター利用者とIT環境の関係

2010/05/18 05:24

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ツイッター利用シーンアメリカの調査機関Edison ResearchとArbitronが提示した、2008年から2010年までの3年間、アメリカでの継続調査の結果をまとめたレポート「Twitter Usage In America」を元に、色々な角度からソーシャルメディアやツイッターのアメリカでの浸透度をかいま見る企画記事第三弾。今回は140文字以内で自己表現をするミニブログこと【ツイッター(Twitter)】の利用者と、IT環境との関係をグラフ化してみることにした。



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今調査は過去3年間に渡り、携帯電話や固定電話経由で電話による調査でアメリカにて行われたもので、有効回答数は1753人。年齢階層などは非公開だが、対象は12歳以上。

まず最初は「自宅内に操作できるパソコンが何台あるか」について。いまどきネットワークに接続しないパソコンも無いだろうから、事実上「ネットにアクセスできる端末」と考えて良い。テレビはともかくパソコンではあまり耳にしない設問だが、意外な結果が出ている。

↑ 自宅内に操作できるパソコンは何台ある?(ツイッター月一以上利用者限定)
↑ 自宅内に操作できるパソコンは何台ある?(ツイッター月一以上利用者限定)

ツイッターを現在利用している人は全体の7%という結果が別項目で出ているが、その7%の家庭では相当パソコンの整備状態が整っていることが分かる。あるいはパソコン大好きな世帯という周囲環境があるからこそ、ツイッターをこよなく利用しているということか。

続いてツイッターの常用者とソーシャルメディア利用者における、携帯電話でアクセスをしているか否か。

↑ 携帯電話経由でアクセスしてる?
↑ 携帯電話経由でアクセスしてる?

【携帯電話やスマートフォンでのSNS利用が急増中・モバイルで変化するアメリカのSNS事情】でも解説しているが、携帯電話をはじめとするモバイル情報端末の普及は、ソーシャルメディアの利用を急速に後押しする。その傾向がツイッターでは特に強く表れているのが分かる。

最後はやや余談的なところもあるが、「ツイッター利用者の方がデジタル系アイテムの所有率が高い」というお話。

↑ 次の機器を持っているか
↑ 次の機器を持っているか

日本でも【ネット関連業界でのツイッター利用率は16.0%・スマートフォン所有者の方が…!?】のような話もある。ツイッター利用者がデジタル系情報に目ざといのか、デジタル系情報に目ざといからツイッターも利用しているのか。「卵とニワトリ」の話のような感はあるが、ともあれここまで明確な違いが出るのも珍しい。



あくまでもこれらはアメリカでのお話に過ぎないが、恐らくは他の国でも似たような傾向を示すものと思われる。【ソーシャルメディアの現状が分かるバイラルビデオの新作「Social Media Revolution 2」を視聴してみる】の1項目「その世代(ミレニアルズ…デジタル技術に囲まれて育った若年層)の96%はソーシャルネットワークに参加している」を改めて思い起こさせる話ではある。



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