汚れの落ち具合が良く分かる洗剤メーカーの販促品
2010/05/14 12:00


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↑ 洗濯機の形をしたティッシュ入れ
見た目は洗濯機の形をしたティッシュ入れ。中にはごく普通のティッシュペーパーが入っているのだが、取り出し口が洗濯機のフタそのものままになっている。そして「洗濯機」の横にはOMOの洗剤が描かれている。
このティッシュを使う人は、横に描かれたOMOの洗剤を利用し、いつものように洗濯する様子を想像。そして「真っ白な」ティッシュを取りだすと「ああ、OMOの洗剤を使うと洋服たちも、このティッシュのように真っ白な仕上がりになるのネ」と、その効用のスゴさを想像するようになる。キャッチコピーもそのまま「OMOの洗剤の効用は、これほどまでに真っ白にしてくれるものですよ(Omo. Whitening, powerful formula.)」。
実際、販促品のティッシュはそのほとんどが真っ白なもの。その白さと洗濯物の白さを連想させるために、ティッシュ入れを洗濯機にするあたり、アイディアの勝利ともいえよう。日本でもすぐに応用できそうな感すらある(もっともこの形の洗濯機はコインランドリーとクリーニング店以外ではあまり見かけないので、家庭向けの洗濯機の形に変える必要があるが……)。
なおOMOはこの販促品以外にも、色々と手の込んだ面白い広報宣伝活動をしている。テレビCMが好例で、YouTubeなどで探すと、海外で放送されているユカイなCMをいくつも見つけることができる。
↑ OMO PLUS [BALLET DO] TVC www.skyexits.com Thailand。
これは4年ほど前にタイで放送されたOMOのCM。バレエの練習をする娘に、「間違って」柔道着を着せてしまう母親。周囲の子供は「なにあれキモイ」。でも悪びれる事も無く母親は「大丈夫だから、いってらっしゃい」。曲が始まり柔道着を着た娘は、他のバレエ着の子供達よりもむしろ軽やかに踊りを見せ、周囲を圧倒する。そしてナレーションには「OMO PLUSを使って洗濯したので、どんな着物でもこんなに軽やかですよ」。
「そんなバカな」と思わずツッコミを入れてしまうが、それと同時に効用が強力に頭に刻み込まれ、しかもニヤリとすらしたくなる。単純でオーソドックスだが、宣伝の基本、王道ともいえよう。
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