贈りもの 選択する時 参考に するのはやっぱり「店頭」「実物」
2010/05/11 12:00


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今調査は2010年4月1日から5日にかけてインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1万3728人。男女比は46対54、年齢階層比は10代2%・20代13%・30代33%・40代30%・50歳以上22%。
調査母体内において過去1年間に一度でもギフトを贈ったことがある人は80.3%。その「贈った人」たちに、どのような機会で贈ったかを聞いたところ、もっとも多い回答は「誕生日」だった。次いで「母の日」「お中元・お歳暮」の順となっている。

↑ ギフトを贈った機会(過去1年間にギフトを送った人限定、10%以上の回答のみ)(再録)
それではこれらの機会でギフトを贈る際、どのようなものを参考にするだろうか。もっとも多い回答は「店頭で商品を見て」で、半数以上の54.1%が「贈り物は店頭で実物を見ないと、ちょっとね」と答えている。

↑ 贈り物を選ぶ際には、どのようなものを参考にしますか(複数回答可、過去1年間に贈った人限定)
今調査では「なぜそこ・それを参考にしたか」についての設問は無い。しかし「人に贈りものをすることについてあてはまるもの」の設問では「何を贈ったらよいかいつも迷う」「値段の高さよりも、贈りものの中身が大事」「贈りものは人との関係作りに役立つ」「贈りものを選ぶことが好きだ」が上位についている。これらの項目を見る限り、他人の意見をうのみにしたり、実物を見ずに通販で選んでそれでオシマイという手法では不安にかられてしまうことが理解できる(例えばクマのぬいぐるみを贈ろうとしたが、写真と比べて実物は予想以上にリアルだったら、相手は怖がってしまうかもしれない、とか)。
インターネット経由の調査結果であることや、ネット通販が普及している昨今においても、ギフトというカテゴリにおいては「実物を自分で確認する」ことが大いに求められている。それは「ギフト」の性質から考えれば十分納得のいく話といえる。
また、選択肢の一つひとつを見直すと、
・ネット上の口コミサイトはメーカーの公式サイトと同じくらい参考にされる
・テレビ番組やCMはさほど参考にされない。一方で店頭POPはテレビ番組と同じくらいの効用がある
など、興味深い値が出ているのが分かる。「ギフト」という限定された条件下ではあるが、留意しておいて損は無い結果といえる。
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