Facebookの利用者分布など
2010/05/09 19:30


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↑ CheckFacebook
今サイトはFacebookが提供したデータを元に生成したもので、各国の利用者数、増加傾向、主要国の利用者属性、利用者などのヒートマップ(数字が多い場所ほど濃い色で表示)が用意されている。さらにFacebook関連のニュースも掲載され、ひと目で「スペックと最新情報を把握できる」仕組み。サイトデータを観る限り記事執筆時点では2009年11月3日時点のものを取得している。
まず最初にチェックしたのが、利用者トップテン。もっとも多いのがやはりアメリカで、約1億人。アカウント重複(Facebookの場合はその特性から、他のソーシャルメディアと比べて重複は少ないはず)や幽霊会員などを考慮しても、この数は驚異的。

↑ Facebook利用者トップ10(万人)
次いで多いのはイギリス。主要英語圏としてありがちな順位だが、意外なのは第三位のトルコ。フランスやカナダなどを抜いてこの立ち位置にある。また、第二位以降はアメリカと比べれば視覚的には随分少ないように見えるが、それでも1000万人単位で利用していることを考えると、その影響力の大きさには驚かざるを得ない。ちなみに日本は77万0260人、全世界の利用者に占める割合は0.24%。
続いて増加率。順位な増加数ではなく増加率なので、元々利用者数が少ない方が優位に立ちやすいことに注意。また元資料では「直近一週間からの」とあるが、データの最終更新日が2009年11月3日なので、その時点における増加率なのにも留意する必要がある(確認済み)。

↑ Facebook先週一週間の利用者増加率トップ10
北欧や中東、東南アジアのようにインフラが整備過程でインターネットの利用者が急激に増加している地域で大きく伸びを見せているのが確認できる。
さて、日本ではソーシャルメディアというとmixiなどのSNS、掲示板やブログなどが主流で、ツイッターやFacebookは「名前は聞いたことあるけど使ったことは無いネ」というのがほとんど。そこで利用状況について日本と、一番利用者が多いアメリカで比較してみることにした。まずは男女比。

↑ 日米のFacebook利用者男女比
アメリカの方がやや女性利用率が高いが、あまり大きな違いは無い。
これが年齢階層比になると大きな違いが見えてくる。

↑ 日米のFacebook利用者年齢階層比
日本は18-24歳が27.4%・25-34歳が41.8%と、新しい技術好きな若年層で7割近くを占めている。他の年齢階層は少数派(35-44歳が18.7%とやや多めだが)。ところがアメリカの場合はもう少し利用者年齢層がばらけていて、中堅層-高齢者にも多くの利用者がいることが確認できる。それだけ社会全般に広がっていることの裏付けとなる。
上記データにもあるように、日本では80万人足らずしか利用者のいないFacebook。だが世界各国の動向を観る限り、どう考えても今後日本にも何らかの形で、利用者の急速な拡大がおきることは容易に予想できる。あるいはそのような事態が起きなくとも、海外で情報を展開する限りにおいては、Facebookの存在は決して忘れてはならないことだけは間違いない。
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