ソーシャルメディアの勝ち組FacebookとTwitter、勢い止まらず
2010/05/08 19:30


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次のデータはアメリカに限ったものだが、2008年-2010年における、それぞれ3月時点での主要ソーシャルメディア(ソーシャルネットワーク)のユニークユーザー数をグラフにしたもの。一時は肩を並べていたMyspace.comが漸減しているのに対し、Facebookは勢いが止まらない状態。そして絶対数こそまだ少ないものの、ツイッターが急速に伸びているのも見て取れる。

↑ 主要ソーシャルメディアのユニークユーザー数(各年3月時点、米、職場・自宅合わせて、万人)
ちまたでは猫も杓子も「ソーシャルメディア」だが、実際にはFacebookとツイッターの2軸で勢いが形成されているのが分かる。
単に参加者数が増えているだけではなく、参加者一人一人の利用性向も濃いものとなっているのが、これらの「動き」の特徴。具体的には「総滞在時間」「一人当たりの利用時間」などが増加している。

↑ ソーシャルメディア全体の利用者数や利用時間、一人当たりの利用時間(職場・自宅合わせて、一か月あたり、各年3月時点)(世界全体)
これでは分かりづらいので、2008年3月時点のそれぞれの項目を1.00とした場合の伸び率を算出してグラフ化したのが次の図。

↑ ソーシャルメディア全体の利用者数や利用時間、一人当たりの利用時間(職場・自宅合わせて、一か月あたり、各年3月時点)(2008年3月の値を1.00とした場合)(世界全体)
この1年で総計約2倍、一人頭で7割ほど
増加している
これは【iPhoneユーザーの28%は朝起きたら「ベッドから出る前にツイッターやFacebookのチェック」!?】などのように「更新が待ち遠しくてついつい何度もアクセスしてしまう」「病みつきになる」人が増えていることや、ソーシャルメディアで展開されるさまざまなイベント・機能(例えばソーシャルゲーム)などに多くの人が注力しているのが原因と思われる。
インターネットのサービスでは特に「集中化」「寡占化」が進む傾向がある。今後各種サイトやサービスはますますFacebookとTwitter(ツイッター)への対策に力を入れるようになるに違いない。
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