「これなら絶対害虫も居場所が無くなるナ」と実感させる害虫駆除会社のポスター
2010/05/02 07:10


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↑ 一見すると普通の居間。しかしよ-く目を凝らして見ると……
一見すると単なる暖炉付きの、ちょっとハイソな居間。しかし良く目を凝らして見ると、椅子や鉢植えの植物、花瓶、照明、絵画、そして暖炉やカーテン、さらには床のじゅうたんまでもが「描かれた絵」であることが分かる。そして左下には「害虫が隠れる場所など無い」のキャッチコピー。アリやネズミ、クモ、ノミ、コオロギ、そして「G」などの害虫は、得てして住居環境のすき間にもぐりこみ生活しているもの。この写真のような場所なら、カーテンのすき間、絵画の裏、椅子の座布団の下、じゅうたんの裏側にいる場合が多い。そんな彼らの居場所を「元から断って」しまうことで、「うちにお任せ! 害虫と完全におさらばできます」をアピールしている。


↑ 台所や浴そうだってこの通り。子供は喜ぶかもしれないが、実用にならないのは言うまでも無い
もちろんORKINの害虫駆除が「実際にお部屋の家具家財をすべて取り払い、壁へのペインティングに代えます」というサービスなわけではない。それくらいの完璧さをもって、害虫たちの居場所を「消毒」し、根絶せしめる自信がありますよ、とポスターはアピールしているわけだ。訴えたい内容をオーバーに表現するのはよくある手法だが、今件は「だまし絵」的な面白さと、その真意を理解できた時の「なるほど感」で二度楽しめる、興味深い事例といえよう。
なおORKINは昔からこの類の「楽しめる」「過度にオーバーな自社事業の解説」的広告展開で有名。例えばこれは「ソファーに潜むアリたちを退治しちゃうぞ」という同社の出張サービスを、やはり過大に表現したもの。

↑ Orkin Delivery Commercial。
今回のポスター同様に、アピール度120%であることは誰の目にも明らかではある。
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