「新鮮な小麦使いまくり」がひと目で分かるパンの広告
2010/05/04 06:45


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↑ ごく普通の食パン。虫眼鏡で拡大して見ると……パンの生地が無数の小麦の穂で出来ているという次第

実際にはパンを虫眼鏡で見ても電子顕微鏡でのぞいても、小麦の穂が見えるはずはない。虫眼鏡で見るという行為を単に対象を拡大する道具としてではなく、「どんな原材料で出来ているのかな」という消費者の疑問を解き明かす「フィルター」になぞらえて用いているわけだ。シンプルで分かりやすい手法といえる。
製品紹介ページの説明を読むと「小麦100%で創られ、人工防腐剤は入っておりません。自然繊維が豊富なこのパンは健康に貢献すると共に、バランスの良い食事にも役立つことでしょう」とある。それだけ「小麦100%」という点を強調したいわけで、このような「どこを見ても小麦製だよ!」という広告を出したのも納得がいく。
ただ一つ問題なのは、小麦のビジュアル。個人的にはもう少し1本1本の穂が大きくても良かったかな、という感はある。このままでは「毛虫?」と思われても仕方がない。じっくり見れば小麦だと分かるのだが、広告では「ぱっと見」の印象も考慮する必要があるからだ。
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