電子マネーのさらなる普及が望まれる店、コンビニ、ファストフード、そしてトップは……
2010/04/25 12:00
楽天リサーチは2010年4月21日、電子マネーの利用形態に関する調査結果を発表した。それによると調査母体のうち「電子マネーが使える店が増えて欲しい」と考えている人においては、具体的な店種・対象として「スーパー」を挙げている人が57.8%ともっとも多いことが分かった。次いでコンビニ、ファストフード店と続いている(『発表リリース』)。
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今調査は2010年3月19日にインターネット経由で20歳から69歳の男女に対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、年齢階層比は20代から60代まで10歳区切りで均等割り当て。なお今調査では特に制限はされていなかったが、ICカード型・おサイフケータイ双方とも利用していない人は皆無だった。
調査母体に対し、今後電子マネー周りに期待したいことを聞いたところ、「電子マネーで支払い可能な店の数が増えて欲しい」という要望は49.3%に達した。そこでその49.3%の人に「具体的にはどのような店・場所か」について、5つまでの複数回答で答えてもらったところ、トップには「スーパー」がついた。6割近い人が望んでいる。
↑ 今後どのような場所で電子マネーが使えるようになるとよいか(使える場所の増加を期待した49.3%の人限定)(5つまで)
これらの結果は逆に考えれば、「使いたいけれどまだ電子マネーが普及していない店舗・場面」と読みかえることもできる。つまりスーパーやコンビニ、ファストフードは「ニーズに対して」電子マネーがまだ普及し足りないということだ。特にスーパーは買物の機会が多いにも関わらず、まだ対応・普及度は低め。今後各企業の努力に期待したいところ。また、日常生活の身近な場面での要望が強いだけでなく、多種多様な場面に比較的均等にニーズがあることから、利用の多様化が確認できる。
対応する種類が無ければ
本人にとっては
未対応店と同じこと
そう考えると今件結果は電子マネーそのものの普及と共に、多数に分散化した電子マネーたちの規格統一、せめて整理統合への願いも多分に含まれていると考えても間違いではないといえよう。
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