撮影シーンが頭にすぐさま浮かぶ水中カメラの広告・三者三様
2010/04/22 06:55


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↑ 全員八つ墓村状態(!?)なシーン。皆が皆、プール内の様子を撮影中
これはフジの防水カメラを宣伝するために作られたインドネシアの広告。インドネシアのカメラ広告といえば【タクシーの揺れを逆に利用したデジカメの広告】が思い起こされるが、アイディア的にはあれに勝るとも劣らない作品。老若男女を問わずプールに入っている人たちが、プールの中を撮影しようと逆立ち状態になっている様子を描いている。要は「誰にでも簡単に水中写真が取れますよ」ということを、プール内のお客全員に撮影シーンを取らせることで表現しているわけだ。
よく写真を見渡すと海水パンツが半ば脱げていたり、サンダルが足から外れて浮かんでいたりと、撮影時の苦労がしのばれる様子がうかがえる。恐らくは合成では無く力技で撮影したと思われるが、それにしても壮観な絵柄だ。

↑ 観光名所で良く見かける書き割り。海中だって観光名所です!?
こちらもフジの、日本でも購入できる『デジタルカメラ FinePix Z33WP』の広告(オーストラリアで展開)。泳いでいる魚から察するに、恐らくは熱帯地方の比較的浅めな海の底にあるのは、観光名所でおなじみの記念撮影用の書き割り。「フジのFinePix Z33WPなら、こんな風においてある海中の書き割りで記念撮影が出来ますよ」というもの。
ポスターの下部には「深度3メートルまでOKな防水デジカメを手に、海に潜れば貴方の目の前には驚きに満ちあふれた世界が待っている」というキャッチコピーが見える。確かに目の前にこんな書き割りが現れれば、驚くに違いない。記念撮影が出来れば、言葉通り一生モノの写真を写せるだろう。

↑ あのBGMが聴こえてきそうなワンシーンを海中で
最後は三洋の人気ハンディデジタルムービーカメラXactiシリーズの防水版、『防水デジタルムービーカメラ Xacti (ザクティ) DMX-CA8』の広告。2008年にやはりオーストラリアで展開されたものだ。ぱっと見で分かるように、【『タイタニック』を臨場感120%で観る方法】でも紹介した名画『タイタニック』の、恐らくはもっとも有名なあのワンシーンを海中で再現しているもの。演じている本人達はノリノリだろうし、撮影されている動画がどんなものになるのかを楽しみにしているに違いないが、写している方は「なにやってるんだかな……」とため息交じりモードかもしれない。
ともあれ、「うちのカメラならあの名シーンの海中版もラクラク撮れますよ」ということはストレートに伝わるはず。
記事作成のために改めて『アマゾンで「水中カメラ」』を検索したところ、カメラ部門だけでなくスポーツ部門にも多数の該当するカメラがあることに気がついた。確かにダイビングは立派なスポーツだから、その備品と考えればスポーツ部門に区分されても不思議ではない。
日常生活では水中カメラを使う機会など一生に一度、あるか無いか。これまで一度も触れたことすらない人も多いだろう。それでもこれらの広告を目にすれば、「ああ、水中でも色々な撮影ができるのね」とひと目で分かるはず。多少オーバーなところはあるが、面白いやり方なことに違いは無い。
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