ツイッターの「公式」データを書き起こしてみる
2010/04/18 12:05


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今懇談会は2010年4月14日に開催されたもので、そのようすは【こちらで掲載されている】。
↑ 撮影者による動画もあるのだが、場所が悪くて正直「録音+α」レベルのものでしかない。それでも良いという人は参照してほしい。確認した限りではパート4までアップされている。
スライドショーを元にしたツイッターの(恐らくは直近の)「公式」データは次の通り。
・直近では毎日30万人ずつ登録者は増加中
・登録者が1.05億人に対し、1.8億人が「非登録で閲覧している」
・トラフィックのうち75%は「ツイッター」外からのもの
(twitter.com外、つまり各種ツールを利用したアクセスも含むという意味)
・ツイッター自身は毎日30億リクエスト(表示や外部ツールによるデータ取得)を受けている
・つぶやかれる回数は5500万回/日
・検索される回数は6億回/日
・ツイッター本社の社員数は175人(昨年は40人程度だった)
例えばつぶやきの回数は1日5500万回とあるが、これを1か月分に換算すると16.5億回。これはWebProNewsによる2010年3月分のデータが17億1990万回なのと比較するとほとんど差異がなく、WebProNewsのデータが一定度以上信頼のおけるものであることが確認できる。
また、Online Adでも指摘されているように、【ツイッター本社のブログ】によると、現時点で登録者の60%超が「アメリカ以外」の人で占められている。また、そのブログ中にも掲載されている通り、
(We partnered with Bharti Airtel, India's largest carrier, to ensure that a large portion of India's 550 million cell phone users can send and receive tweets via SMS at standard rates. )
とのこと。元々ツイッターの文字制限が140文字なのも、ショートメッセージサービスをなぞらえてのものなので(【140文字 - Twitterの生まれた時:Innovation/ イノベーション壁新聞】)非常に相性が良い。さらに【モバイルインターネットの広がりをかいつまんでみる……インドと中国】で触れているように、インドのモバイルユーザーは現時点で5億人を超えているが、そのほとんどはインターネットサービスにアクセス「していない・できない」状態。しかしながらSMSは利用できるため、使い勝手次第ではインドのツイッター利用者が爆発的に増加する可能性がある。
ここまで利用者が増加すると、確固たるスケールメリットを得たことで、さまざまな状況の変化が期待できる。今後どのような変貌を告げていくのか楽しみだが、どんなに周囲環境が変わっても、「140文字以内のつぶやき」という根本的な部分に変化はないだろう。
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